ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

一時「医食同源」という言葉をよく聞きましたね。最近のハヤリは「糖質制限」ですが(笑)。

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「女神に胃袋つかまれた!」by 町田すみ まんがタイム 2020年11月号p66 芳文社

 

薬膳といえば普通は「漢方薬を効かせた中国料理」というイメージですよね。

でも個人的には「薬膳」から連想するのは「カレー」だったりします。使われているスパイスもほとんどが漢方薬にもなりますし、味も「良薬口に辛し」だと思ってますので、ある程度は辛いほうが健康にはよろしいかと。

以前、めいらくスジャータのほうが通りがいいかな)で「鶴田先生のカレー」というレトルト商品が販売されていました。いまは廃番になったようですが、一度食べてみたかった商品です。

鶴田光敏さんという小児アレルギー等のお医者さんがレシピを作ったもので、漢方にも詳しいだけに「健康に元気になるカレー」を多くの人に食べてもらえるようにと商品化したらしいです。

この鶴田さんのことは何十年も前から知っていて、その当時はどちらかというと「いろいろ子どもの健康を考えているいい先生なんだろうけど、いくらか非科学的な面があるかな」という印象だったのですが、著書に「アトピーは標準治療で必ずよくなる」というのがあり、そこで医学的にエビデンスのある標準治療(ステロイド等を適切に使用する)を奨めていたんですよ。

どちらかというとヘンな東洋医学とか民間療法とか、いわゆる「代替医療」に偏った人じゃないかと勝手に思い込んでいたので、「ああ、やはり医師として真っ当な見解をもっているなぁ」と。それからある意味ファンになり、他の著書も読んでみたりもしました。非科学的な経験はあくまで個人の経験として語り、医療については総合的な見地から治療にあたる姿勢は共感できましたね。

そんな鶴田医師の「健康におすすめ」がカレーで、確かに「いろんな漢方薬、そしてバランスよく肉や野菜」と…考えてみればこれはもう「薬膳」ですから、健康に悪いわけがない。ですから、ぜひ一度食べてみたかった。ホント廃番が残念です。

 

それはさておき「女神grab胃袋」。作者さんには単行本が出た作品もあるんですが、こういうゲストっぽい掲載にもイイものがあります。個別の単行本は無理でも、作品集みたいな刊行がされるとうれしいのですが…。

あと、デビュー当時にくらべるとかなり表現力がアップしている気がします。目が大きいとか輪郭がもっちりしてるとか、多少アンバランスな絵柄は変わらないのですが、コマの間の取り方とか感情の描き分け方に以前よりバリエーションが増えた感じです。

どの作品も主人公女子のガンバりようにホッコリさせられますね。本作品はいままでよりちょっとおねぇさんで、いつもはアップに三角巾(?)なのに今回初めて髪をおろしてたり、やや大人なキャラなところがまたよろしいかと。

ゲストの文字は消えてますが、末頁下部は「ご感想~」なので連載にはなってないのかな?いい感じできてるので、ゼヒ続いてほしいものです。