ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

いつか時間とフトコロに余裕ができたら、上野で「鈴本落語三昧」「天寿々天ぷら三昧」をやってみたいのです。

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「部長と2LDK」by おりはらさちこ まんがタウン 2020年10月号p100 双葉社

 

うちの父親はテーブルマナーや作法にうるさかったのですが、その分「よい店に子どもを連れていく」こともありました。

寿司や肉でそこそこ以上の名店で食べさせてもらって、子どもゴコロにも「よい思い出」として残ってるんですが、味について具体的な感想を求められても、語彙力というか表現力がなくってうまく答えられなかった記憶があります。

ただ「天ぷら専門」の名店というのは連れていってもらったことがないんですよね。

天ぷらは「親の仇と思って揚がった端から食え」と書いてあったのをどこかで読んでから、一度「天ぷらの名店でカウンターに座って揚がった端から」食べてみたいなぁと思っています。もう何十年と思い続けています。

ちなみに調べてみたら池波正太郎の本にその文があるようですね。持っていたかもしれませんが、もしかすると何か別の記事で読んだんじゃないかとも思います。

で、タイトルのことなんですが、たまに仕事でも家族での行楽でもないのに東京にいくことがあると(&自由行動のチャンスがあると)、ほぼ必ず上野の「鈴本演芸場」へ行き落語を楽しむのですが、その番組表の広告とか、鈴本のHPにのってる「天寿々」というカウンターのある天ぷら屋に行ってみたいとずっと思いつつ…ひとりではなかなか入る勇気がなくってねぇ。

そうこうしているうちにもう15年くらい過ぎました。そろそろ一人で天ぷら店に入ってもいいくらいの年齢にはなりましたので、次の機会にはぜひ!と自分にハッパをかけてます。

そうそう、15年前の鈴本ってホントがらがらで、おまけに番組表にのってるのに「今日は○○さんはテレビの仕事で」って代役が高座にあがったりするのも何人もいて、いまじゃ信じられないくらいサビれてたんですよね。

それが3~4年前に久しぶりに行ったら「入口に行列」「席は満席」「東京観光のツアー客と思しき団体が何組も」と、まるっきり雰囲気が違ってビックリでした。やっぱ落語ブームの影響なんでしょうか。

昔は良かったなどと言うと本当の「老害」になりかねませんが、以前のように「本当に好きな客」が心の底から楽しむための寄席が戻ってくれたらと、ワガママな願いをもってしまいます。いえ鈴本さんが潤っているならいまのままでも結構ですけど。

 

そんな「ヨタ噺」はさておき「2LDK」。「女性2人のルームシェア」ネタの4コマは、それこそ15年以上前からもありましたけど、この作品のような「会社では上司・部下」というのはあまり無かったかも。

作者さんはいろんな作品を書いているようですが、私がメインで読んでる芳文社系は少ない(無い?)ようですね。それもあってマーク薄めでしたが、最近(といってももう単行本も出てますが)まんがタウンで連載が始まった本作品は思いのほか面白く毎号楽しく読んでます。

「上司カタブツ、部下フリーダム」は、ある意味ステレオタイプかもしれませんが、絵柄の雰囲気も良くて、今後の展開も楽しみな作品になってきました。

まんがタウンも充実した連載陣で、いまや私個人の中ではライフ系を追い越してますね。タウオリが休刊したときはタウンもどうなることかと心配でしたが、さすが双葉社!経営センスがいいなという感じです。