ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

「肉吸い」って…関西人しか分かんないかなー(笑)。

「ばっどがーる」by 肉丸 まんがタイムきららキャラット 2023年10月号p11 芳文社

 

関東のうどんではまずムリだろーなと思うのが「肉うどんのうどん抜き」であるところの「肉吸い」です。うどんのダシ汁がそもそも「肉吸い」にならない。あの「ダシの利いた汁に甘辛く調味された牛肉」があってこその「肉吸い」ですからね。

誤解のないように言っておきたいのですが、私自身はもう「東日本生活」が「大阪生活」の3倍近くになってますから、関東のうどんにもすっかり馴染んでいますし、本当に「これは美味いなぁ!」と感じたことも何度もあります。ですから「うどんは関西出汁のきつねうどんしか認めん!」というのはとっくに卒業してますからね。いやホント。

それでも「肉吸い」だけは「『関西の肉うどん』マイナス『うどん』」じゃないと成り立たないと思います。そう、例えるなら「味噌煮込みうどんは赤味噌じゃないと成り立たない」ようなものですたぶん(名古屋人じゃないから正確には分かりませんが)

「肉吸い」の起源は「二日酔いの花紀京がうどん抜きの肉うどんを注文した」ことから始まったらしいですねいま調べたら。あー花紀京!なつかしいなー。ワタシらの世代には新喜劇のメンツとして外せない存在でした。そっかー、落語家だか漫才師だか、芸人の二日酔いから始まったのは聞いた覚えがあったけど…花紀京だったかー、いやいや勉強になったなぁ(笑)。

そういや昔、山下達郎が「うどんは病人の食べ物」みたいなコトを言って炎上しかかったような記憶があるんですけど、確かに関東の食文化の中におけるうどんには、そういう面もあるんだろうなと感じます。汁もさることながら、麺も関西風とはかなり違いますからね。カミさんを本場の讃岐うどんの店に連れてったら、麺のコシの強さにびっくりしてたもん。

 

 

作品本編とはなんの関係もないうどんバナシはこのへんにして「ばどが」。ゲストのときのヒトコマから始まって、今回で…6回目になりますかねお借りするのは。今号は巻頭カラーに加え2度目の表紙を飾ってます。作者さんらしく「肉感たっぷり(の脇チチ)」の表紙は出色の出来だと思います。そして単行本も3巻が出て、キャラット内での存在感も「中堅」を抜け出し「先頭集団」の一員になってますよね。

さて、オハナシのご都合とキャラの性格設定で、もはやすっかり「残念な子」になってる気がする主人公の優ちゃんですが、またしてもやらかしてます。でもね、このキャラ…なんというか「愛おしい」んですよねホント。最初は正直「なにこの主人公?」という感じだったんですが、いまは「やらかすぞ~やらかすぞ~…ホラやらかした~(喝采)」みたいな…ああ、そういうところちょっと新喜劇っぽい要素もあるのかな(違うかもしれない:笑)

ともあれ「シカゴ(しかご)誤解」も解けて一段落。次号からはどういうお話が展開されるのか、楽しみです。