「黒毛和牛の肉たあめん(冷やし)」by 元町夏央 ごはん日和vol.36 道の駅グルメ p142 ぶんか社
この「なんとなく」というヤツがクセモノでして、必ずしも「お互いが公平公正になんとなく」じゃなかったりします。先祖代々からのいろんな関わり…しがらみがあって、実に複雑怪奇なチカラ関係が根底にあったりするんですよ。ときにオカルトがかってたりね。
だから「ヨソモノ」にはおよそ理解不能な「人との関わり合い方、付き合い方」がありまして、それをとりあえず「深くは理解しなくていいから、とりあえず言われたように」やることになります。ええそれで間違いじゃないと思います。そうするしかないと思います。
でも都会から田舎暮らしにあこがれてやってくるようなヒトの中には、そういうのを「とりあえず・素直に・言われたとおりに」出来ないタイプの方々もいらっしゃいまして、いろいろ面倒なことを起こしたり…。まあ大体「都会で人間関係が上手くいかなくて、田舎で仙人みたいな暮らしをしたい」というヒトに多いかな。
結局、田舎で暮らすなら「イイところもワルイところも素直に受け入れる」のが大事だと思います。間違っても「オレはそういうのイヤ」「オレがワルイところを変えてやる」みたいなマネはしないことです。「ここで生きてきた年月の重み」が違い過ぎて、勝てっこありませんので。
そんな話はさておき「たあめん」。こちらの作者さん、お借りするのは2度目になるんですが、これまで登場したメニューはそうは言っても「そこそこ目にしたことがある」ものでした。今回の「たあめん」…?これは初めてきくメニューですね。
葛の入った麺というだけでも「これは…かなり美味いはず」となるんですが、そこに「肉は黒毛和牛」「夏は冷やしで」とくれば、一度くらいは食べてみたいものです。
関西人の多くがスキであろうあの「肉うどん」を「葛入り麵+冷やし」にした感じでしょうか。想像したら美味しそうではあるんですが…細い麺の感じとか、そもそも冷やしでのイメージが脳内で作れないですねぇ。これはやはり食べに行かねば。
帰省の際の寄り道にはちょっと「寄り過ぎ」なので、いつかまた「牡蠣小屋で牡蠣三昧」をすることがあれば寄りたいと思います…って、牡蠣の旬の頃じゃ「冷やし」にならないねー。
ともあれここにきて…おやおやラブコメ風味がほんのりと(微笑)。いいねぇ、こういう展開。リアルだと地元の男衆とその家族が「う…うちのヨメに」と狙ってるところでしょうけど、こういう「ヨソモノ同士がくっついて定着する」のも「長い目で見ればプラス」になるはずです。