「ねことちよ」by せらみっく まんがタイムきららフォワード 2021年1月号p349 芳文社
「茶碗蒸し」がキライっていう人、あまり知らないんですけど、一方でかなりスキキライが分かれるのが「玉子どうふ」です。私は大スキですが。
その割にはもう10年ほど食べてません。我が家では私以外「玉子どうふ」がキライなのですよ。たまーに50~60グラムの小さいヤツを買ったりしたんですが、私以外誰も食べようとしないので、なんとなく買わなくなりました。
個人的には200~300グラムくらいの「直方体のプラのケーシング入り」のがいいですねぇ。両端(四角いおしりの部分と細い口の部分)を切って「でろん」と皿の上に出すのは楽しいものです。
別添のタレをかけるタイプもあるようですが、最初から「ダシの汁に浮いてる」タイプが好みです。まあそこはそこまでこだわりませんけどね。
どうやら関西方面の方が馴染みがあるのかな。私なぞ子どものころからよく食べてましたが、いま住んでる近辺では「よく食べるよ」という人に遭ったことがありませんし。
「玉子どうふ」と書いてきましたが、いろいろあるようで「卵とうふ」とか「たまご豆腐」とか、表記にたいそうバラつきがあります。個人的には「玉子どうふ」がしっくりくる気がします。あと「と」はにごる派です。
「茶碗蒸し」に戻ると、やはり「ぎんなん」は入っていてほしいです、ぜひとも。
そんなわけで「ねこちよ」。「と」しか略してない(笑)。
何なんでしょうね、この「読んでいてホっとする」感覚。ゆっくり目の展開と、吹き出しも擬音もないコマが続いたりするからでしょうか。追い立てられたりしないので、楽に読めるのかも。
子育てをしたことがある人なら随所に「あるある」でしょう、きっと。まあ、育てた子どものタイプが「ねこ」とかなり違うと「あーウチではもっと○○だったなー」とか。そういう「違い」楽しみながら読むのも面白かったりします。
4コマでも出来そうなのですが、案外「4コマでないから出来ている」のがこの雰囲気なのかもしれませんね。
単行本も出てますが、残念ながら「B6判」です。できれば「A5判」で出してほしかった。フォワードの単行本ってどうして「B6判」なんでしょうね。いえまあ私がごちゃごちゃ言ってもしょうがないのですが…ぶつぶつ。