ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

ピアノの鍵盤しかりギターの指板しかり「手元を見てないと…っっ」から卒業すると、楽器は一気に楽しくなる気がしますね。

「エイティエイトを2でわって」by 有馬 まんがタイムきららMAX 2023年9月号p41 芳文社

 

楽器をやらない人でも「キーボードのブラインドタッチ」を思い出してもらえれば、きっと納得なんじゃないかな。あれこそ「手元を見なくてよくなれば」一気に効率が上がりますもんね。

ちなみに私は中卒の時点でブラインドタッチを習得してたんですが、一番最初は「BASIC」のお勉強で組んだ「AからZまでのタイムアタック」だったんですよ。確か3秒切るところまでいったんです。いや正確には3秒の壁が破れなかったのかもしれない。2.99秒は何かのズルをしてたような記憶が…ああ、もう四半世紀以上前なのでああ記憶がああああ…。

それをやりまくって「指とキーの位置関係」を身体に覚え込ませてから、次にやったのが…なぜか「タイプライター」(笑)。もちろん手動式。オリベッティのを買って、ガシガシ練習しました。なんでだったんだっけ?仕事で必要…ではなかったと思うんだけど。

使ったことがある人ならわかると思いますが、パソコンとはケタ違いに「パワーとストローク」が要求される上に、改行はレバーを手で動かす必要があるので、頻繁にホームポジションから指が離れちゃうんですよ。いやー、よくやってたなぁあんなの。

そうそう、イメージとしてはパソコンのキーが「エレクトーン」でタイプライターが「ピアノ」みたいな感じです。しっかりキーを押し込まないと、印字が薄くなったりしてね。もともとピアノをやってたのがプラスに作用したのは確かです。

何かハナシが楽器からソレましたが、ある程度…初心者から脱皮する時期になってからの「手元を見ない練習」は、絶対上達に必要だと思います。あと人前で演奏するときと同じ姿勢やらでの練習もね。ギターならストラップかけて立って弾くとか、どんなにヤバめなミスをしてもしれっと続ける(笑)練習とかですね。…いやまあ個人的な意見ですので念のため。

 

 

そして「褒めないと伸びない美弦」をとりあえず褒めてみる奏さん。ちゃんと見てるのが分かるよね…目がコワいけど。軽快で景気のいい音というのも、出そうと思ってもなかなか出ないものなので、ここらへんから美弦のポテンシャルの高さが見える気がします。

小さくてショボくれた音しか出せない人に、大きくて景気のいい音を出させるのは至難の業ですが、その反対はまだマシなのかも。あ、いや、楽器にも寄るかな。管楽器とかは「音量抑えて!」と言われても「音量と一緒に音色までしぼむ」ことが多いからね。

でも奏の「土台がしっかりしてる音」が分かるところが、やはり美弦の良いところです。ピアノの奥深さって、もちろん「速弾き」とかもそうなんでしょうけど、弾く人によって意外なほど「音色が変わる」こと。そこが分かるってのは、リアルだったらかなりスゴイことだと思います。

ともあれ「土台の補強」に掛かろうとする美弦さん。エライ。立派。リアルだと出来そうで出来ない「基礎への立ち返り」をやろうというのがね。まだ高校生だから、しっかり土台を整えればオッケーよ。ガンバレ!