ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

「好きなことだけやればいい。いつもそうして生きてほしい」という歌の文句がありました。

「メールブルーの旅人」by こだまり まんがタイムきららキャラット 2023年4月号p43 芳文社

 

歌手は上田正樹さん。それは間違いないんですが、どのアルバムに入っていた何という曲かがわかりません。1982年前後だと思うんですが、なかなか調べても見つけられないんですよね。

記憶だけで書くとこんな歌詞です。いわゆるサビになるんでしょうか。

 

 好きなことだけやればいい

 いつもそうして生きてほしい

 おまえのぶっとんだ笑い声が

 眠ってた頭をまわるよ

 そうさ まわるよ そうさ

 

幼い子どもの笑い声がSEで入ってました。覚えてます。

当時、ぎりぎり「悲しい色やね」がブレイクする頃だったはずです。ちょうどLPやカセットが全盛のところにCDが登場したくらいかな、記憶があいまいですけど。

「悲しい色やね」がヒットして、その前からよく聴いていた私のところに、何人もが「カセット持ってたよね?貸してくれない?(≒ダビングさせて)」と来ましたね。ええ貸してあげましたよ(笑)。そりゃマイナーだった上田正樹さんが一気に有名になってのことですから…一気に「キー坊伝道師」のノリでした。

ただ、友だちの多くは「悲しい色やね」にしか興味がないようで、私がキー坊のソウルやR&Bのカヴァーの良さを力説しても、ほぼスルーされてましたっけ。まあ仕方ないかなぁ。そもそも英語の歌自体、聴く気がないヤツがほとんどでしたから。

いやまあそんな話はおいといて…。

この歌で子どもへのメッセージである「好きなことだけをやって生きてほしい」というワードは、もしかすると私の人生にかなり大きな作用を及ぼしているかもしれません。良くいうと無意識下の座右の銘、悪くいうと…呪いに近いもの。

こうしていま、人生も折り返しを過ぎてから、この歌詞の意味とか自分への影響とかを考えてみると、もしかすると私は幸運な出会いに導かれて生きてきたのかもしれない…などと感じています。そのおかげで「好きなように生きてこられた」わけですから。

 

 

…なんか私一人で回想したり思考を巡らせたりしてますが、ともあれ「メル旅」。出ましたねおじいちゃん。なんとペンちゃんでしたかそうでしたか(笑)。いやいやよろしいと思いますよ天才ジェンツーペンちゃん博士。キャラとしてよく出来てる気がします。外見もですが、ちょっとおちゃめなところもアインシュタイン博士を連想させます。

そして死後、孫のハカセに向けて残した「生きて遊んでみようと思えたなら嬉しい」というメッセージが、じわじわと胸にきますね。なんか泣ける。

我々が生きているこの現代も、過去から見たら「人類の進歩と調和の頂点」であるはずだけど、ここから見える未来はあまり明るくなさそうで、でもそんな未来に向けて生きていく自分の子どもたちには、せめて「人生を遊んでほしい」と…。どうせなら「みんなの世界に絶望」するんじゃなくて「自分の人生を遊びつくして」ほしいです。私自身もそうありたいと思います。まだ遅くない、いまから遊ぶぞ。