ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

片親で育つと「ワガママを言えない子ども」に育つ確率は高いと思うんですよ(実体験)。

「ヲトメは義母に恋してる」by 桐原小鳥 まんがホーム 2022年7月号p31 芳文社

 

でもそれを「悪いこと」だとは思わないのも事実で、そういう育ちかたで得たものもすごく多くて、結局「置かれた環境を恨まずに生きていく覚悟」を持てたのはプラスだったと信じてます。

昔は「かわいそうだね」とか「よくグレなかったね」とか言われることが多かったのですが、本人たち(私と弟)は「…何が?」「…何で?」という感じで、そういう言い方をしてくる大人がうっとうしくてキライでした。

一番大事なのは「どうにかなることならしっかり考えて解決するように行動する」「どうにもならないことなら受け入れる」という姿勢かもしれません。もちろん人によるんでしょうけどね。

「受け入れる」といっても「自分の中に吸収してしまう」のではなく、自分が歩いていく人生の「足元の土の一部」にするという感じです。要は「踏んづけていく」んです。背負ったり抱えたりする必要は全然無くて、自分の「足場の石」だと思えば「しっかりとした丈夫な石段で良かったなぁ」と思えたりしますよ(誰に言ってる?

「子どもに我慢させるのは良くない」という考え方も分かりますけどね。のびのびと育った人に見られる「いい育ち方をした雰囲気」は、周りから見ていてもよろしいものですもの。…なんというか「中途半端なところに落としどころを据えてしまう」のがいけないのかなぁ。

 

 

…あまり続けてもよくなさそうな話になるのでこの辺で「ヲト恋」。いいぞこの「ぎゅん」というギオン。こういうところが作者さんのセンスの良さかも。もっといいギオンがあるのかもですが、読んだときに「あぁ、これイイ」と感じました。第一印象だいじです。

そして今回お借りしたコマもそうなんですが、こういうときの「表情の描き方」はとてもささります。目、眉、口の表情、髪の動き、そういう全部が「感情」「発する言葉」に「画のチカラ」で相乗効果というかなんというか…スキですね。

ともあれ「新しい家族の形」に向けての展開がコロコロと転がり始めてる感があります。いまや「ホームで一番ホームなストーリー」だと思います。この調子で2乙回避してできるだけ長く続いてほしいものです。