「まこヘキ」by りんかりんね まんがタイムきららキャラット 2022年4月号p176 芳文社
ええ、私もその「罰金３０万円の対象となり得る管理者」だったりします。もう一年以上前だったか、わざわざその件で講習を受けさせられましたから。
確かにブラックな職場が蔓延しているこの世の中、そうした「法的な強制力」があるのとないのでは全然違うであろうことは分からなくもないです。でもねぇ…なんかちょっと腑に落ちないというか納得できないというか…ゲフンゲフン。
正直、仕事の内容によっては、有休がどうこうよりも大事な改善すべき点があるんじゃないでしょうか。それが何かは文字通り業種や企業、働く人々によって違ってくるので、一概には言えないことではありますけれども。
「やりがい搾取」は基本的に許されるべきではないと思いますが、それでも「やりがいから始まる仕事へのロイヤリティ（忠誠心？）」というのは確かにあるはずで、そういう気持ちから「自分で自分を（仕事を通じて）レベルアップさせる」という熱意とかが生まれるような…うーん、上手く言えないんですけど。
一見「就労環境が良い会社」でも、一枚はがすと「中身はブラック」なんていくらでもありそう。そういう「ベール」として「有休取得率」とかが使われてしまうと、なんというか却って「水面下にブラックが移行していく」気もします。すいません個人的なたわごとです。
ともあれ３回ゲスト…じゃなくて話数不明ゲストな「まこヘキ」。めちゃくちゃ推すわけでもないです（ゴメン）けれど、なんかじんわりイイ感触のある作品です。声優がメインの作品はたくさんありますが、良い意味で４コマに合ったコンパクトさに好感が持てます。
作者さんはいままであまり見かけなかったんですが、これからグイグイと成長していきそうな気がします。そうだなぁ、いまはトップ（アニメ化とかされている）集団の後方を走っているけど、上のランナーがずるずる落ちていって気付くとイイところにつけていそうな、そんな雰囲気があります。あ、あと「普段はデジタルだけど、実はアナログ作画がスキ」そうな匂いがします（全部まったくマトハズレかもしれないけど：笑）。
ゲストで掲載が続くのかな。次号も読めることを期待したいですね。
