ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

純愛物でもラブコメでも…「愛があれば大丈夫!」という気持ちにさせてくれる作品はスキです。

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「枯れセン」by 青木渚まんがタイムきららフォワード 2021年1月号p181 芳文社

 

「現実にはありえない」「ご都合主義」なんてことは百も承知で、でもそういう漫画が「幸せエネルギーを補給」してくれるのは確かです。個人的には確かです。

「女ってメロドラマがスキだねぇ」とバカにしていた時代もありました。ただそういうころって「現実の恋愛と素直に向き合えない」時期だったんだろうなと、いまは思えます。

時系列でいえば…まだコドモで「人生の針路上のはるか先」に恋愛があるころは「恋愛に憧れ」はあるけど、その「憧れてる自分を素直に認められない」時代。10歳代終わりから30歳代あたりにかけては、自分もその渦に巻き込まれていて「漫画や小説、テレビドラマや映画で描かれるご都合主義的恋愛」なんて「ケッ…」という感じ。でも、それを通り過ぎて「現実の恋愛」が自分の背後、足跡のはるかかなたになると「フィクション盛り盛り」の恋愛ストーリーが「懐かしいもの」として楽しめます。個人的には楽しんでいます。まあ人によりますので一般論でもなんでもないんですけどね。

 

そういうことからいって「まさに名作」なのがこの「枯れセン」。予想より早い最終回は残念ですが、今回とりあげたこのコマは「個人的2020年ベスト3」に入りそうなくらいイイと思います。(ホントは1頁の大コマなんですが、上半分くらいにトリミングしてます)

画も表情もとてもイイ。そしてやはりこのセリフが秀逸です。このセリフが秀逸です。(2回言う

「自分の年齢の半分以下」という若いオンナノコに好かれるというのは、現実にはほぼあり得ないと言えそうですが、実は私の知り合いにもそういう「超年の差カップル(夫婦)」がいますので、あながち荒唐無稽とも思えません。「事実は小説より奇なり」とはよく言ったものです。

ちなみにその夫婦、子供もいて、とくに家庭内でのモメごとも無いという…いいなぁ、うらやましい(オイ

作者さんは何度かフォワードにゲスト掲載されてましたが、正直この連載作品が一番面白いかも。ご本人が「おじさま好き」なのかどうかは存じませんが、オンナノコしか登場しない前作より、一気に幅が広がった感じがします。次回作に期待です。

そうそう、最後の上京シーンが「名古屋駅」なのはビックリでした。え?この作品の舞台って名古屋だったんですか?どこかに出てましたっけ?