ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

「嘘つき(嘘が上手い)」と言われると不愉快なのに「嘘が下手」と言われても嬉しくない。なぜでしょうね。

「今日の授業は恋愛です!」by つみきつき まんがタイムきららMAX 2022年6月号p167 芳文社

 

ウソをつくことって「やらない方がいい」「正しくない」ことだと思いますが、同時に上手にウソがつけることは、ときには「能力の高さ」だったり「大人の対応ができる良いこと」だったりするんですよね。

よく考えてみると「誰かを悪意を持って騙すウソ」は「悪」であるけど、いわゆる「建前(=ホンネを隠す)」とかは「善」とされるところが、この「ウソの裏表」になるんでしょうか。

「機嫌が悪いのに表面はニコニコしている」人って、ホンネが分からない限りは「ニコニコしてるイイ人」なんですよね。そしてそれは「大人としての良いこと」と評価されるわけで、どれだけ内面で嵐が吹き荒れてても「表向きは穏やかな凪」が善いことだと。

うーん、機会があればじっくり考えたい気もする。いまはそういう気分じゃないのでこのへんにしときますけど。

 

 

そんなこんなで「今日恋」。実はこの作品はいまだにつかみかねている部分が多くて、自分の中では評価が固まっていません。良さげな雰囲気は感じるんですが…どちらかというと過去のゲスト掲載の「落語JK」の方が好みでした。ただ作者さんならではの「グレードの良さ」は感じますので、単にワタシのチューニングがズレてるだけだとは思ってます。あ、GL(いわゆる百合系)がキライなわけではないんですよ念のため。

とはいえ、少しずつお話の方向性が見えてきて、面白く感じるようにはなってきました。主役の動き回りが変わったせいかな。もう少ししたら最初から読み返すと、自分の中でのランキングが上がりそうな気もします。いえ別にいま特に低いというほどでもありませんよ念のため。

ともあれ、男でも女でも「こじれ始めると戻そうとするほどより一層こじれる」のが人間関係≒恋愛ですからね。…ああ、そうか。ワタシがそんなこじれる恋愛をしてこなかったからかもしれないこの作品が刺さらないのは(´・ω・`)。

この作品も続いていってほしい気持ちはあるんですが、もしかすると4コマよりフォワード向きかなと思ったり。んでその分4コマではまた落語女子を描いてほしい。さておき、応援してます>作者さん