ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

「便利な世の中になる」ことは「地つづきだった自然から遠くなる」ことなのかもしれませんね。

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「ジャガイモとクレソンの鉄板焼き」by つるんずマリー 思い出食堂アウトドアごはん(カリカリ!ベーコンエッグ)p159 少年画報社

 

自然を上手に生かして便利にすることもありますので、必ずしも「自然≠便利」とは言いきれないのですが、ほとんどの「便利」は「人間が自然をねじ伏せて」つくってきたような気がします。

動物が多少社会性のある集団を形成しても、自然の包括下にある以上はあくまで「コロニー」でしかなくて、一方人間は自然に働きかけ変えていくことで「コミュニティが機能するポリス」を作り上げていくことができ、その便利さを整えてより高度な機能を有すると都市になると思うのです。(上記カタカナワードは使い方が間違っている可能性大です…)

「不便を解決して便利にする」最大の力は「科学力」であり、その「科学」が「イデオロギー」をもつとするなら、おそらく「合理(性)」であるのは間違いないと思いますが、人間は「科学の主(あるじ)であるには、あまりにも不合理に囚われやすい存在」なのではないでしょうか。

ゆえに「同様に合理性を内包している自然」と「科学」を調和させて発展させるには、人間は役不足なのかもしれません。

 

…なんだか解ったような分からないような話はこの辺にしておきます(笑)。

さて今回のヒトコマは、普段全然購読していない少年画報社「思い出食堂」のシリーズから。アウトドアをテーマにした特集号なんですが、このコマの作品はちょっと雰囲気が違っていて良かったので…。

田舎の信金(信用金庫)の職員(男女)と、これまた田舎の一人暮らしばあちゃんとの「焚き火料理レシピネタ」ですが、いわゆる「アウトドアグッズ」は出てこないのです。強いていえば鉄板がグッズでしょうか。主役は「焚き火そのもの」です。

オーソドックス、悪くいうとありきたりな内容かもですが、作品の中で「このコマこのセリフ」がちょっぴり「主張=イデオロギー」を匂わせていたのです。なんとなく作者さんはこのセリフのためにこの作品を描いたような気がしたり…深読みし過ぎてる?かもね。

この手のグルメまんが(少年画報社は「ぐる漫」と名付けているみたいですね)は、普段あまり目にしない作者陣が多くて、たまに読むと思わぬ発見もあったりして面白いものです。いえそれでも毎号購読するかといえば…またちょっと微妙だったりしますが。

 

えーと、今日はどうも世迷い言を尤もらしい論に仕立ててしまったかも。寝不足のせいかな?反省。