「冷めないふたりのひとりご飯」by きたむらましゅう まんがタイムオリジナル 2023年7月号p31 芳文社
もう20年も前ですが、毎週月曜から金曜まで「テレビで顔出しのアナウンス」をしていたことがあります。…これ書くの初めてかな?
もちろん地上波じゃないです…CATVです(笑)。生放送ではありませんし、時間も番組中の5分くらいの枠でしたから、あまりエラそうには言えませんけどね。何より1年持たずに終わっちゃいましたし…(涙)。
その日の「CATVエリア内&近隣のニュース」を流す番組だったんですが、もともとは「取材撮影と編集だけ」のハズなのに、いろいろあって私が「顔出し&アナウンサー」までやるハメになったんですよね。正直「…マジすか(汗)」でした。
まあそれこそ大ムカシのコトですし、とっくにあの業種からは足を洗って(?)ますので、記憶もかなり雲散してきてます。でもその番組が始まる前のCATVでは「ローカルなニュースの取材放送はほとんどしていなかった」のと「顔出しでしゃべる人が出てくることが無かった(カゲアナだけだった)」ので、ケッコウ…というか予想外に多くの人が視てくれてたんですよ。
おかげで番組開始以降、いろんなところで声を掛けられるようになりました。特にお年寄りに(笑)。まあおじいちゃんおばあちゃんとお話するのはニガテじゃないもんですから、ときに茶飲み話に付き合いながら取材撮影をすることもありましたね。
顔出しアナウンスをする前から番組撮影自体はやっていたのですが、顔を晒すようになってからは何というか…取材を受ける側との距離が一気にグッと近くなった気がします。やっぱり取材される側も「テレビで見慣れた顔」が来ると、知り合いが来たような安心感があったのかもですね。
そして、最初のウチはそれこそ「無性にむずがゆい」気持ちがあったのに、毎日毎日それを続けていると、だんだんマヒして「妙に楽しい」気持ちになってきたりしてね。実際番組自体は、CATVの運営上層部が変わったことでかなり唐突に終了してしまうんですが、そのときは「やっと終われる、解放される」というより「ああ終わっちゃうのか…残念」という気分でしたから。
ともあれ、あの経験はすごくプラスになりました。「顔が写るなんて本気でイヤ。人前でハナシなんて絶対ムリ」という気持ちも分かりますけど、やってみると「…案外大したことじゃないな」と感じるものです。ええ少なくとも私はそうでしたね。
昔話はさておき「ふた飯」。生放送は緊張するよねー。まして「自分でお店・商品の紹介をする」なんてねー。
広報担当の人が、こういう目立つときだけ出てくるのって、現場的にはいけ好かないって感じるものなんでしょうか。まあ現場を知らないくせに「現場の代表みたいな顔」をされるのは気に食わないかもですが。
そして武蔵さんからの「すき焼きの花輪」、いいセンズだと思います。しかしすき焼きにホタテかー、食べたことないけど美味そうではありますね。
今回、ヒトコマにはしませんでしたが、個人的にはネギが「にゅうっ」ってするところが描かれていておおっと感じました。特に前後とつながりをつけてるわけじゃないんですが、すき焼きを食べるときの「あるある」が面白く描かれていてイイですなぁ。