ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

「一番理想的な決断の求め方」かもしれません。

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こみっくがーるず」by はんざわかおり まんがタイムきららMAX 2022年2月号p21 芳文社

 

何かを選ばなくてはならないとき、決断しなくてはならないとき、選択の基準をどこに置くかは、その内容や取り巻く環境、自分自身の様々な要素…実力とかモチベーションとかで変わってくるので、一概にどうするのが正しいかは断言できません。

決断した結果については「すべて自分の責任として背負い込む」ものだとしても、その決断を「全力で支持してくれる誰か」がいることは、とても素晴らしいことだと思います。

そういう存在を「自分の生きざまを見せて引き寄せておく・引き寄せる力を養う」ことが、若者が人生を渡っていくために必要な下準備だと、この年齢になると感じます。

「君はこうするべきだ」という人も、逆に「自分のことだから自分で決めなさい」という人も、それぞれ当人をおもってのことなんでしょうけど、「君の出した結論がどうあれ、私は君を支持する」という姿勢を見せてくれる人がいれば、決断の軸がブレずに済むんじゃないでしょうか。

要は「さまざまなノイズから身を挺して防いでくれる」…そんな人がいてくれれば、自分の心がどちらを選ぶかを聞き取れる気がします。

そういう人が友人にいると良いのでしょうが、人生のレベルがそれほど変わらない…たとえば同級生や幼馴染だと、ノイズから守ってくれるどころかノイズ源になったりしがちです。できれば「人生の先輩」的な位置にいる人が「決断の支持者」になってくれると、誤った決断をせずに済むと個人的には思っています。

たとえば普段から「手抜きを考えず頑張る」ことを心がけて人生に向かっていると、それを見ている人が「頑張る君を応援しよう、支持しよう」と思うようになり、いざというときに「君の頑張りが無駄になることがないように、私も精一杯支えていくよ」と(言葉だったり行動だったり見えない支援だったり)力になってくれるんじゃないでしょうか。

自分の人生を「周囲のノイズ」から守ってきた人は、きっと「ノイズに苦しむ誰か」を助けることができるようになる気がします。そういう人が味方になってくれる…そんな生き方ができるといいなと思います。

 

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個人的に「頑張る君を応援しよう、支持しよう」という気持ちにさせてくれるのが、この「こみっくがーるず」という作品の最大の魅力だと感じます。

ひねた見方をすると「青臭い」とも言えそうですが、結局「青臭い時間を通り過ぎてきた人間」だけがもつ魅力って絶対あると思っています。

人生にも正解というヤツがあるのかもしれないけど、頭ではじきだした回答はおそらく「その瞬間において正解に近いもの」であって、それが「時間とともに正解でなくなる」のは避けられない現実。頭でなく心で出した回答は、巡り巡って本当の正解からそう遠くないところへ着地するんじゃないかな。

ああ今日はなんか文章がおかしいかも。ともあれ応援したい。応援するとなにか湧き上がるものがある「こみが」です。