ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

読み解くことに拘泥したくはないのですが、読み解けるようになりたいとは思っています。

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「桜色プルーフ」by 妄想 まんがタイムきらら 2022年1月号p174 芳文社

 

ただ、自分の中で「読み解くこと≠評論すること」という意識だけはしっかり持っていたいとも思います。

卒論でヴァーグナーの楽劇をテーマに選んだときにも、巨大な作品の中のホンの小さな部分について研究して論文に仕上げたのですが、何より「研究すればするほど、この作品を作り上げた存在が怪物に感じられた」のを覚えています。

私の論文はピントがボケてる(外れている)というような評価を受け、お情けでの卒業でしたが、あの一連の研究で学んだことは、とても大きかったといまでも思っています。…人生を変えるほどの「何か」にまではならなかったのですけどね。

あまり取り上げない方がいいかなとも思うのですが、悪い見本としては「ラーメン評論家」による炎上とかでしょうか。彼らのなかで「本気でラーメンを作る側を経験した人」ってどれくらいいるんでしょうかね。何ごとも「創作する側、表現する側を本気でやったことがあれば、他者を評論する(ましてやクサす)ことなんてしない」んじゃないでしょうかね。…いえだからといって評論家の存在そのものを全否定する気まではありませんよ。念のため。

 

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ゲスト4話目で最終回の「桜プル」。…何だろう、この微妙な消化不良感。

良い作品です。でもゲストだと「○回でまとめる」という大前提があるからか、どうせならもう少し…と思わずにおれませんね。

さて、この作品が(連載、ゲストを問わず)再登場する日は来るのか、それとも別作品で来るのか、楽しみかつ不安ではあります。前作「打ち明けごとジレンマ」のような作品って個人的にはスキなんですが、作者さん的には今作のようなものを描きたい気持ちがあるんでしょうか。ブログ前半のくだりではありませんが、作者さんの一番描きたいものを作品として読みたいなぁと思います。…あ、それでこの「桜プル」だったらすごい失礼なこと言っちゃってるなぁ(汗

でもkindleで読んだ作品も含め、基本的にはスキな方向の作品を読ませてくれるので、これからも応援していきたいと思っています。再登場に期待です。