「豚肉の唐揚げとプロポーズ」by やぶうちゆうき 俺流! 絶品めし Vol.25 p82 ぶんか社
彼女が「においがするだけでイヤ!」という食べ物が自分の大好物だったりすると、それがスキだなんてこと言えなくなりますよ。
私の場合、仲の良かったコが「チョコミントだけは絶対ダメ!」って言ってて「…あーそっかーダメかー」という感じで微妙なダメージはありました<チョコミント大好きラクダ
別に何とも思ってないコだったりヤローだったりなら、何のダメージもないんですけどねー。
ひとつ「好みの違い」が発覚するだけで、いろいろなことに影響が出たりします。自分と「スキなもののベクトルが違うらしい」と思うだけで、何かプレゼントをするときなんかに「自分的にはコレが一番だと思うけど、もしかしたら一番キライなものかも…」とか考えちゃいますよね。
逆に「ホントはコレ大キライなんだけど、せっかくの気持ちを踏みにじるようなことは言えないから、適当にヨロコんで見せとこう」とかって、キライを隠されてしまうと「喜んでくれたから(=スキだろうから)このセンで行こう」と、超マトハズレなアクションにつながっていってしまいます。
結局「スキ」も「キライ」も、上手く伝えることはムズカシイということですね。
ともあれ、今回もいい雰囲気でハッピーエンドなお話。この作品、テーマが家族だったり学生時代の同期だったり職場の先輩後輩だったり、上手にシフトしながら「この店に戻ってくるお話」がいつもいい感じだと思っています。
前回だったかの水泳選手のオンナノコの話も良かった。ヒトコマネタには出来ませんでしたが、イイはなしダナーと。
今回は職場の同僚バナシなので、けっこーリアルでもありそうな気がしました。私は同僚女子と一緒に食事をする機会が意外と無かったのですが、職種によっては部署で一緒にお昼というのがフツーだったりするらしいですね。
今回のオンナノコも「キライな食べ物」をちょびっと克服できたから、人生の愉悦の幅がその分拡がったと思えばステキな話です。
さて、次回はどんなストーリーでしょうか。楽しみです。