「テレパス皆葉と読めない彼女」by 諸田トモエ まんがタイム 2021年3月号p135 芳文社
スーダラ節の歌詞じゃありませんが「オレがそんなにモテるわきゃないよ」というのが本質なんですよきっと。
でもやっぱりね、こんなオッサンになっても「あれ、もしかして…」みたいに思ってしまうのがオトコの悲しい性(サガ)というヤツなんでしょう。よく「女は灰になるまで」と言いますが、男もEDだなんだと壁はあっても死ぬまでそういう性質(タチ)なんだろうなと。
しかし勘違いしてしまったことを「バカにされる」のはやはりツライものです。よほどモテモテ男子だった方を除いて、多くの男性はそういう経験がちょっとはあるんではないでしょうか…あ?無い?私だけ?
そんな話はモーケッコウ…で「テレパス皆葉」です。タイム系がきらら系と一番違うところと言えば、おそらく「男が主役級」な作品が普通に多いということかと思います。この作品もヒロイン格の矢ヶ崎さんはあくまで準主役ポジで、主役は皆葉くんですからね。
連載当初に比べると、ずいぶん作風が出来てきてるというか、お話が面白くなってきてます。失礼な言い方になって申し訳ないんですが、最初のうち絵柄についてはいわゆる「十人並み」だなぁと思ってました。この作者さんの画だと一目でわかる個性とかがちょっとね。
とか油断してると、なんかすごくベテランさんらしい感触に変わってきててビックリです。もともと実力があってそれが4コマスタイルに馴染んできたのかもしれませんね。
さて、そろそろ2年ほどになる連載ですので単行本の話も聞こえてきそうなんですが…まだでしょうかね芳文社さん?