「社畜さんと家出少女」by タツノコッソ まんがタイムきららMAX 2019年6月号 p46 芳文社
「プラス」がちょっとずつでも、続ければベストな結果に近づけるはず。大きなプラスを出そうと欲をかくと、大きなマイナスが待ち構えていたりするので、かえってベストから遠ざかる。そんな気がするここ数日です。
「チャンスを逃したらおしまい」だと、私たちは刷り込まれているんじゃないでしょうか。そんなことはない。チャンスに乗れなくても、自分の足で一歩一歩進めば、その先には目的地があるはずですから。
チャンスが来るのを待つという姿勢は、自分が持っているパフォーマンス以上のものを結果に反映させようと欲張ること。それより自分のパフォーマンス向上に注力すべき。そんなふうに思うようになりました。
もっとも、人間誰しも「運に恵まれて良い思いをしたい」のは確かです。私もそうです。
でも最近は「幸運がもたらすものをすべて享受することができない」と思うようになりました。たくさん魚が獲れても、食べられる量はたかが知れている。いくら干物なんかにしても、その労力に見合ったものにならないんじゃないか、と。
だから、自分の努力で「マイナスにはしちゃいけないけど、大きくプラスにする必要もない」と思ってガンバるのが、きっと一番満足できる結果にコミットできる。いまごろになってそう思う気持ちが出てきました。
幸せな気持ちで人生を終えられるように…。
それはともかく「社畜さん」。ネガティブさとポジティブさが交錯するキャラとストーリーがスキです。微妙な毒気もよいスパイスで、じわっと不安感もにじみ出てたり…。個人的にはもっと読者界隈で盛り上がっても良い作品だと思うのですが。まあMAXという雑誌の濃さがハンパないので、仕方ないのかな?とりあえずミユちゃんの絡み方が今後どうなっていくのか楽しみです。てかオンナの賢者モードって?…(笑)