ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

遠い距離を時間をかけて来ても、長居せずにサッと帰るのは「オトコの美学」のひとつだと思うのです。

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「ポテサラ焼き」by 磯本つよし 俺流! 絶品めし やみつきB級グルメ p64 ぶんか社

 

とくにアポも取らず、いなきゃいないでしょうがない。いたらラッキーくらいの心構えが必要ではありますが。できれば公共交通機関じゃなくてクルマとかバイクが理想ですね。旧友を訪ねる場合だと「一杯どうだ?」「今日は…バイクだしやめとくよ。また今度な」「そうか…じゃ、また今度」みたいな会話ができます(片岡メルヘン:スキ)。

私個人は、そこそここの美学にかなった「ヒトの訪ねかた」が出来ているつもりです。少なくとも家内には「ちょっと考えられないくらいあっさりしてる」と言われます。10年ぶりに実家の父親に会いに行ったときなど、片道9時間かけても実家滞在は1時間弱でしたから。でもそれで用件は済んだのなら、なにも長居する必要はないと思うのです。私の家系はそういうタイプが多かったりします。

 

そういうわけで、この作品はいいなぁ…と。私にも幸い(?)息子がいますので、将来チャンスがあったらこういうことしてみたい(願望)。

この作者さんはときどきお見掛けするんですが、こういう「食マンガ誌」に載っていることが最近増えてるんでしょうかね?いずれにしろ、ガチガチのバイクまんがより、ちょっとゆるっとした作品の方が、個人的にはスキかも。あと登場するバイクのチョイスがとてもよろしいかと。

食マンガ誌もいろいろ増えてますよね。私は「ごはん日和」を購読してるんですが(他のはあえて見ないように…買い出すとキリがないので)、このシリーズとはおなじぶんか社だけに、作品の「横のつながり」があって面白いですね。また見つけたら買ってみようと思います。

余談ですがこの本、あの「何人たりとも~」の六田登氏の作品が載ってました。思わず「おお!」を口をついて出てしまった。

このセリフは個人的に刺さる…家内やムスメに言わせると「共感力がない」そうです、私には。

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「僕のパパになってください」by 緒川千世 まんがホーム 2019年8月号 p68 芳文社

 

同意できないことでも、せめて共感…というか気持ちを受けてめてほしいのだそうですが、なかなかそれが出来ません。世のオトコ諸君はどうなんでしょう?いや、たとえ私だけがそういう人間であったとしても不思議だとは思いませんが…。

「察する」ということは大事だと思うのですが、それが間違っていたらかえって悲惨なことにもなりかねないですよね?一方で「言葉にしたのが本心かどうか」も、確かに分からないわけで。んー面倒な話だなぁ。

いずれにしろ、他人の心を覗く穴はありませんので、本当のコミュニケーションとは何ぞや、ということになるのです。私の中では。

 

さておき僕パパ。今回取り上げたこのコマこのセリフがなければ、ノーマークでスルーしてたかも。それくらいの作品でしたが、ちょっとじっくり読んでみていろいろ考えたところ…このストーリー、落としどころはどこに持って行くんでしょうね?作者さん。ある意味それが気になる作品ではあります。ターゲットは女性読者かしらん。

 

で、まんがホームにひとこと。「…今月も『もんもん』が載ってない理由を説明してもらおうか。私が納得いくようにな。」

「OK,Google」も「Hey,Siri」も、正直人前じゃ恥ずかしくて言えませんけど…イマドキの若い人は抵抗ないのかな?

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「正義ノ花道」by ウロ まんがタイムきららCarat 2019年8月号 p131 芳文社

 

年がバレそうですが、変身の音声コマンドで一番好きなのは「人造人間キカイダー」のそれです。まず「チェインジ!」の発音がカッコイイ!「チェンジ!」ちゃいますよ?「チェインジ!」ですよ!(竹村健一風に:笑)

もちろん仮面ライダーも良いのですが、やはり日本語の「変・身!」よりは英語の「チェインジ!」の方が、子どもゴコロに響きますよね。あとやっぱギターを弾きながら登場するシーン!

…ああ、私がギターを弾くようになった原点はキカイダーだったのかも。いま突然思い出したのですが、ベニヤ板のボディにソロバン(爆)のネックで「形すら不完全なギター」を作って遊んでましたね、子どもの頃。

 

そんな話はおいといて花道。今回はなにげにぱわすまのようなラブコメ臭がただようイイ感じです。もちろんD☆V4コマ界最高峰のアクション回もとてもよろしいのですが、やはり作者さんにはどこかラブコメ臭が感じられる方が「らしく」て良いのですよ。いいぞもっとやれ…いややってくださいお願いします。

それにしても楓くんのバイトはなんなんざんしょ?伏線ありましたっけ?最近読んだ内容が蒸発しやすくてこまるなぁ…。そういえばわっしょいウエストバッグやめたの?

 

あ、あと「紺か…あれは良いものだ。」

メイン4人のうち、このミコトだけが「神社系アクセサリー」が付いて無いのですが…まさか「御神酒キャラ」だったり?

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「かぐらまいまい!」by あひる まんがタイムきららCarat 2019年8月号 p25 芳文社

 

そういえば最近は「飲酒運転罰則強化に伴い御神酒拝戴は控えさせていただきます」という神社も多いみたいですね。そりゃまあたとえカワラケ(小さいしょうゆ皿のような陶器)にホンのちょっとであっても、検問に引っかかったり、あまつさえ交通事故など起こそうものなら大変ですから分からなくもないのですが…。

私自身は全然アルコール類は飲みませんから、正直どうでも良いというか…でも神事とは切っても切れない日本酒(清酒)が、こういう状況に巻き込まれているのはちょっと残念ではあります。

YMOの坂本教授が書いた本に「SELDOM‐ILLEGAL―時には、違法」というのがありますが、タイトルの「時には違法になってしまう」のって飲酒運転のことなんですよ。細かくは覚えていないのですが、アメリカって面白い国だなあと思った記憶はあります。

 

でもってまいまい。御神楽にもいろいろあるのですが、偶数人で舞うのって多いんですよね。2人は当然、4人も結構あります。神楽殿の壇上は四本柱で囲まれてますし。

メインキャラ4人が出揃ったので、これからもっと突っ込んだ御神楽の画が見られるといいなぁ。ちなみに、私が舞ったことがあるなかで一番人数が多いのは6人でした。少ないのは当然1人。1人の利点は「間違えてもバレにくい」ことでしょうかね。いや間違えないのが一番なんですけど(苦笑)。

清志郎の名曲「君が僕を知ってる」。♪わかっていてくれる~♫

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RPG不動産」by 険持ちよ まんがタイムきららCarat 2019年8月号 p38 芳文社

 

自意識過剰なヒトは「みんながオレを知ってる」。

自意識過少なヒトは「誰もオレを知らない」。

理想かどうかは分からないけれど、そうあってほしいのは「君が僕を知ってる」。

 

ブログとかSNSとか、ネット介在のコミュニケーションはおそらく不完全なものだと「ある意味アキラメ」をもっている面もあるのですが、そのくせ「誤解されることを怖れてしまう」のも確かで、その理由は「弁明の機会が保障されない」からだと気が付きました。だからどうだというワケでもないのですが…。

弁明した上でもダメならアキラメもつくのですが、その機会が与えられないのはアキラメ切れないのですよね。

だから「ポジティブに受け止めてくれる存在」がどこかにいてくれるだけで、人間は前を向いていけると、とくにこの年齢に差し掛かると感じることが多くなります。

ラクダくんはズバ抜けて有能じゃないかもしれないけど、ガンバっているところがとてもイイよ。」と言われたことがあるのですが、やっぱりウレシかったですもんね。

ただ「知っていてくれる」「見ていてくれる」のは、ときにプレッシャーにもなるものですから、自分の中で「良いプレッシャー」として受け止める能力も必要かも、です。

そういう意味ではコンコンジャンプの「わきあいあい」も名曲です。ぜひ。

 

さておきフドーサン。作者さんは「海咲ライラック」の印象が強かったのですが、きらら系の作品(つまりヤロー成分が極小)もなかなかにヨロシイかと思います。でも、もうちょっとラブコメ的なアジ付けも欲しいかも(個人的感想)。ストーリーものも見たいな~。

このファーというキャラ、主役の琴音を喰ってしまいそうなほど前面にキますよね。何というか「人をホメられる人は、そのホメられている人よりもみんなに好かれる」というヤツです。それでいてまだまだ未知数の多いキャラですので、今後も目が離せない存在であります。

「思考回路」の大部分は個人の中で出来上がるものではない気がします。一番は家族の影響だと思うのです。

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「動物のおしゃべり♥」by 神仙寺瑛 まんがライフ 2019年8月号 p9 竹書房

 

なので、ポジティブに考えられる人は、家族もまたポジティブでしょうし、その反対もあると思います。よく言う「親の顔が見たい」ってのも、個性の醸成には親族が深く関わってくるという経験則からなのでしょう。

私自身の経験では、ムスメ(まだ小学校低学年ころ)と2人でアウトレットモールだかのフードコートでたこ焼きを買おうとしたら、ちょうど自分の番で作り置きが売り切れたことがあります。ムスメが「えーたこ焼き無いのー?」と言うので、反射的に「えーラッキーじゃん焼き立てが食べれるよー」と答えたのですが、自分でも「こんなポジティブ反射回路が自分のドコにあったんだろう」とびっくりしたのです。たぶん小さい頃の祖母の影響なんだろうと思うのですが、もちろん記憶にはありません。でも自分の周囲で「ポジティブをばらまける人間」の代表が祖母なのは確かなので、そういうメンタルを自分も引き継いでいるのはウレシかったですね。

なお、ワッフルと違って「たこ焼きの焼き立て」は、あまりにも熱くて食べるのが大変でした。結局冷めるまでしばらく待つことになりましたとさ(笑)。

 

てわけで「動物のおしゃべり(はぁと)」。田崎さんはカワイイねぇ(老婆調)。もう10年以上もまんがライフの表紙なんですね、この作品。どちらかというと芳文社派なのですが、こういう動物モノはスキなので、増刊などは買ったこともあります。絵柄は全然違うのですが、どこか秋月りすさんと似通った作風に感じるんですがいかがでしょうか?

あと作者さんは意外なことに大阪出身なんですね。コテコテ関西風な部分があまりでてこないのは、ある意味多くの読者にとってはフラットで受け入れやすく感じるのかも。…いえ私は関西コテコテ好きですよ、大阪生まれですから。

あぁー面倒と思われてたのかなーやっぱりー。話を上手にコロがしてるつもりだったのにー。

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「ローカル女子の遠吠え」by 瀬戸口みづき まんがタイムスペシャル 2019年8月号 p13 芳文社

 

ちなみに、血液型うらないによると「何だと思うー?あててみー?」をやるのはO型が多いそうです。私ですかー?何だと思いますー?(笑)…A型でしたーあらびっくりだー(爆)。

実際、B型やAB型と言われたことは記憶にないのですが、O型だと決めつけられたことは何度もあります。「杓子定規なA型な部分が見え隠れするけど…O型でしょ実は!」みたいな感じでね。

家内はO型なのに典型的なA型の外ヅラなので、やはりA型だと思われがち。なのでウチは「おおざっぱなA型」と「きちょうめんなO型」の夫婦だったりします。

ともあれ、合コンとかは学生時代以来すっかりゴブサタなんですが、人数が多ければ多いほど気持ち的にはラクでしたね。どーせ全員と話せないだろうし、ヘンにバランスを考えなくていいからね。逆にそれぞれ3人ずつくらいってのが苦手でした。

「別に来たくて来たんじゃないからね。人数合わせだからね。彼氏?いないけど、すくなくともあんたらのウチからはエラバないかな」みたいなオーラを出してる女子が、平均して「3~4人に1人」は混ざっていることが多くて、で大体そういうコを何とかハナシに引き込もうとガンバるタイプなのがワタシだったり。なので必然的に「話をつなげていくテク」が染みついていたのかもしれません。

なお、社会人になって久しいいまでも、割と役に立つテクだったりもするのですよこれがまた。特に仕事上の打ち合わせ後に「昼でも一緒にいかがです?」となったとき、食事をしながら当たり障りのないハナシを展開させる能力は、主にあの当時の合コンで習得したのかもしれません。かも…ですがね。

 

さておきローカル女子。「懇親レク」というのはいまの職場ではほぼゼロですが、コドモが小学生のころの「親子レク」はありました。走ったり跳んだりといった運動神経は人並みかと思うのですが、致命的に苦手なのがいわゆる「球技」というヤツで、いま思い出しても…「とーちゃんニブいなー」と思われてたんだろーなー。

エレクトロニクスは全然知りませんでしたが、メロディオンは「あー懐かしー呼びかたー」でしたね。あと鈴木楽器というとやはりワタシらの世代だとハーモニカです。リー・オスカーとかね。でもいま調べたらリー・オスカーが使用していたのはトンボのハーモニカでした。あー記憶違い。

本作品もそれぞれにイイ感じのキャラが定着してきてますので、ゆるっと長くつづけていってほしいものです。