ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

ちょっと違うかもですが「甘やかすとツケ上がる」のは人間もネコも一緒ですね。

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「穂積くんは猫に勝てない」by ほしな まんがタイムスペシャル 2018年8月号 p62 芳文社

 

「○○してもらってあたりまえ」という思考回路になりやすい、と言ったほうが正しいかな。ゼイタクに慣れるとビンボーに戻れなく(耐えられなく)なるのですよね。もっとも、そういうある意味「向上心」がプラスに作用することもあるわけで、「ああいう生活にはもう戻りたくない」と、頑張る力に転換できるなら良いことだとは思います。

 

ネコやイヌは、基本的に「人間の食べ物は避けた方がよい」らしいですね。でもどういうわけか飼い主が食べてたりするモノを欲しがるので、つい上げてしまうのですが。

 

この作品の主人公みたいに、ネコが「キライ」というより「苦手」な人は多いんでしょうね。そういえば私も子供のころはネコが苦手でしたっけ。たぶん目がコワかったんだと思います。タテに細くなったときとかがね。

このりん子さんのセリフが死ぬほど刺さったのですよ。

 

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「ローカル女子の遠吠え」by 瀬戸口みづき まんがタイムスペシャル 2018年8月号 p8 芳文社

 

都会生まれなのでバリバリ都会人視点で地方を見ていた時代が、私にもありました。地方住まいの方が長くなって、現在はほぼ地方人視点なんですが、たまーに都会人的な不遜なモノの見方をしているのに気づくことがあります。

結局、観光ってのは「そこに住む人たちでプロデュースするべき」だと思うのです。外部(都会)からの意見を取り入れたりしても、イイコトなんて無いんですよ。いわゆる「観光プロデュースのプロ」の視点は「観光地に人を呼び込んで観光業が儲かる」方面からしか無いので、最終的に「そこに住んでいる人」はそういう方面の養分にされてロクなことにならないと思います。

たとえが悪いのですが、プランテーション農業に似てますよね。金になる農作物は地元の人たちの「生活」を一見潤すように見えますが、自分たちがその地で続けてきた「生き方」は破壊されてしまう。搾取する側は地元の人たちの「生き方」なんで実はどうでもよかったりします。

こんなことを書いてますが、私も観光業に関わっていました。どちらの視点も持っているようで中途半端な考え方しか持っていませんが、とにかく地方は「セルフプロデュース」が何より大事です。そのときにカネのニオイに釣られて近づいてくる連中をどのように排除するか。それが運命の分かれ道かもしれません。

「いつ死んでも悔やまない生き方」は、若くて独身の間だけしか出来ません!若くて独身のウチにやっておきなさい!(老爺心からの忠告)

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ステラのまほう」by くろば・U まんがタイムきららMAX 2018年8月号 p26 芳文社

 

本当に「いつ死んでも悔やまない生き方」を実践しているのなら、年甲斐もないことをやっていても、結婚しなくても(できなくても)、私は個人的にその人を尊敬できると思います。実際そういうのに近い人も知っていますが、心底「すごいなー尊敬するなー」と感じますもんね。

若さを失うのは「夢を捨てた瞬間」だとか。だから「夢を追い求めて、それ以外を捨てられる」ことが「いつ死んでも悔やまない人生」なんじゃないでしょうか。

逆にいうと、私もそうなんですが「ニョーボコドモのために現実に生きる」ことも、決して悪い人生じゃないです。いまはまだ絶対に死ぬわけにはいかない」と思いながら、現実と格闘しながら生きることで、もしかすると「いつ死んでも悔やまない生き方」をしている人間よりも「いざ死ぬ瞬間になって後悔しない」かもしれません。いや、そうだと思います。

だから「いつ死んでも悔やまない生き方」ができるウチに、そういう生き方をしておけば、それがずっと続いても、あるいは続かなくても、後悔しない人生になると信じています。

 

ずいぶん前のブログでも、この作品の「夢」のモチーフを取り上げましたが、やっぱり人生ってヤツに純粋な意味での「哲学」を見出せないと、生きる価値を見失いがちですよね。本作にはあちこちにそういう「アフォリズム的」なモノがちりばめられていてスキです。

そういえば「かおす先生のアトリエ探訪」のくろば・U氏の回でとても興味深かったのが、ポーズ研究用の「自撮りカメラ」が作業デスクにセットアップされていた話です。人間(人体)を脳内イメージでなくリアルイメージを撮り起こしている点に、作家としての観察力(≠観察する力)、つまり観察する環境をつくり出す能力の高さを感じましたね。今回取り上げたコマでは左手で隠れていますが、襟元の服のシワとか、脳内イメージだけじゃ描けない表現がケッコウあると思いますよ。見てみてください。

感情や現象に「理屈をつける」ことは、それをやりたい人だけがやってその人が満足してくれれば結構です。「わからんものはわからん」のですよ。

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「ふたりでひとりぐらし、」by ざら まんがタイムきらら 2018年7月号 p213 芳文社

 

 「なぜそうなのか」を探求しても、おそらく「現在の自分ではわからない」ことってたくさんあって、理屈をこねまわして「そうである理由」を解明した気になっても、実はそうじゃないということは当たり前にあると思うのです。…なんのこっちゃですが。

たとえば「惑星の動き」ですが、昔の人は「自分たちが球形の地球上にいること」も「その地球が自転しながら太陽の周りを回っていること」も「惑星が地球と同じように太陽の周りを回っている星であること」も、全然わかってなかったわけで、そんな昔の人がどれほど知恵を絞って考えても、惑星の奇妙な動きは解明しようがなかったと。例え話にしてはイマイチかもですが、要はそういうことなんです。だから「いまはどんなに考えてもわからんものはわからん」と言ってしまえばよろしいと思うのですよ、個人的には。

 

そんなことはまぁどうでもよくて、いよいよこの作品も次回で最終回ですよ。早いなぁ。作者さんの作品は相変わらずマニアックなメカやクルマやガジェットや何やかやが登場するのが楽しみだったのですが…。次回作も同様にマニアックな描写を期待しております。

そうそう、この前作の「しかくいシカク」の最終巻あとがきどおり、本作は「主役がメガネっ娘」という義理堅さ(?)ですが…次回の主役キャラ属性はどうなるのかな?あと関係ありませんが現在の所有カメラはNikonです。ちなみにD1だったりします。でもデジタル時代になると「フラッグシップ機も老いてはエントリーコンデジに劣る」という現実を、つい半月ほど前に突き付けられてしまいました。嗚呼悲しいぃぃっっ(号泣)。

高校生ぐらいが一番見栄を張りたい年頃だったかなー。いま思うと何が悲しくて「オレモテルゼアピール」をしてたかナゾですが。

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「さつまと飼い主」by o-ji まんがライフMOMO 2018年7月号 p69 竹書房

 

やっぱり「マウントポジションの取り合い」だったのかと。少しでも仲間うちで優位に立ちたかったんでしょうね。勉強とか運動とかと違って、上手に自己申告得点を積み上げてさも公式記録のように見せかけるといいますか。

逆に、ホントにカノジョが出来たときは、周りに気取られないように注意してました。っていうか「ダレにも言っちゃダメ!」と口止めされてましたし。当時はなんで口止めされるのか分からなかったのですが…あー、そうか、いまも分かってないや(笑)。

 

フクロウはスキです。というかクチバシがまっすぐじゃない鳥は全般的にスキですね。インコは飼ってました。弟は文鳥を飼ってたんですが、あのまっすぐなクチバシでやたらツツかれたのでキライでしたね。逆にインコに強くカマレてもそれほど嫌じゃなかったんですが…あれ何でだったんでしょう。

ツガイで飼ってたのですが、片方が結構早く落鳥(死亡)していまい、結局4~5年くらいはその1羽だけ飼ってました。もうずいぶん前のことで、正直かなり忘れてます。

 

さて本作品は「書籍扱い」で単行本が出てるんですが、この「書籍扱い」って何なんでしょうね?ちょっと調べたところでは、入荷日だの流通経路だのよくわからない情報が引っかかってきただけで、作者さんのメリットとかはあるのかないのか…。でも何か「ちょっと特別」感はあって、勝手に「エッセイコミック系は書籍扱いが多い」のではないかと思っています。要は実録系って「ウソ描いちゃうとマズイ」っていうか…。

昔は「本に書いてあること(本で世に出ている情報)は真実」と思われていた感じがします。それだけしっかりした内容じゃないと、書籍として出版しちゃいけない法律みたいなのがあるんじゃないかと勝手に思ってたくらい。いまはそんなこと思いもしませんが…。

結局、風も水も「4コマ作品」も、よどみなく流れることが正解なんでしょうかね。

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「新婚のいろはさん」by ÖYSTER まんがタウン 2018年7月号 p32 双葉社

 

幸い、本当に「二度と読めない作品」というのは、少なくとも商業作品であれば無いはず。国会図書館を利用すれば、発行されたものは全て読めると思いましたが。

あとは「思い出」の作品について「検索」に必要な「タグ」を、自分でどうやってキープするか、だと思うのですよ。そんなわけでもないのですが、基本的にこのブログは自分の資産作りの一環だったりします。もちろん、いくつもの「開設→閉鎖」してきたブログも、とりあえずデータだけは残してあります。たまーに読み返して新たな発見があったり、恥ずかしい昔の自分の姿に悶絶したり(笑)。

 

さておき、この「新婚のいろはさん」は本当に「読んでてシアワセ分が補給できる」作品だと、個人的には思っています。自分の新婚当時とのあまりの違いに考えさせられるときもあるんですが、たまーに家内相手にイチャラブ新婚ごっこを仕掛けて、ちょっとだけノッてくれて、でも一瞬で日常に戻るということをやって遊ぶと、イイ歳して4コマばっかり読んでるのも悪いことばかりじゃないかな…とか思ったり。

さて、文章が変なのも放っておいて…仕事シゴトっと。

まんが笑ルームとか笑トピアとか、ほとんど四半世紀前になるんですねぇ…歳も取るわけだわ。

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「うどんランド」by 寺島令子 コミックス第5巻 p5 チャンネルゼロ

※連載誌は「まんが笑ルーム」(少年画報社

 

もういろいろな記憶がごっちゃになって薄れてきているので、間違ったことを書いちゃうかもですが、前世紀末期にいくつか発行されていた4コマ漫画誌のなかでも、個人的に思い出深いのが「笑ルーム」と「笑トピア」ですね。読者アンケートも送っていて、プレゼントでTシャツが当たったのも懐かしい話です。安っぽさがかえって気に入って愛用していたのですが、やっぱりすぐボロボロになってしまいました。あと、ドイツ人ファミリーとの交流を描いた作品があったような…ドイツ人には耳かきという習慣がないというネタだけ妙に覚えています。そうそう、元AV嬢の藤沢まりのが連載をもっていましたっけ。別段AVネタでもなく、フツーにほのぼの系4コマだったはず。あー、また読んでみたいものだなぁ。

 

そんなこんなで寺島令子さん。まだ4コマにハマる前に読んだ「チルドレンプレイ」も名作でしたが、やはり代表作は「うどんランド」でしょうね。もう絶版ですがkindle版で読めるみたい。いま手元にあるのはこの5巻だけなんですが、amazonで表紙を見てみると、たぶん全巻とも一度は買った記憶があります。引っ越しやらやむを得ない事情やらで手放したり処分したり…まぁホントにやむなく、ですけどね。

さておき、日常使い(?)の飲み物はやはりコーヒーなのですが、デフォルトは「スティックコーヒー」と「400mlのボトル缶」の2種類です。ときどき900mlとかのペットボトルのを、このネタ同様に「安いから」と買ってしまうのですが、やはりこのネタ同様に「マズく」なって結局処分してしまうことが多いです。「安物買いの~」とはよく言ったものですね。ちなみに最近愛飲しているボトル缶コーヒーは「ワンダ極 完熟深煎りBLACK」と「ドトール REALBLACK」です。通販なんかで割安に買えるのも魅力です…って、やっぱ「安物買い」ですかね(笑)。