ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

このりん子さんのセリフが死ぬほど刺さったのですよ。

 

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「ローカル女子の遠吠え」by 瀬戸口みづき まんがタイムスペシャル 2018年8月号 p8 芳文社

 

都会生まれなのでバリバリ都会人視点で地方を見ていた時代が、私にもありました。地方住まいの方が長くなって、現在はほぼ地方人視点なんですが、たまーに都会人的な不遜なモノの見方をしているのに気づくことがあります。

結局、観光ってのは「そこに住む人たちでプロデュースするべき」だと思うのです。外部(都会)からの意見を取り入れたりしても、イイコトなんて無いんですよ。いわゆる「観光プロデュースのプロ」の視点は「観光地に人を呼び込んで観光業が儲かる」方面からしか無いので、最終的に「そこに住んでいる人」はそういう方面の養分にされてロクなことにならないと思います。

たとえが悪いのですが、プランテーション農業に似てますよね。金になる農作物は地元の人たちの「生活」を一見潤すように見えますが、自分たちがその地で続けてきた「生き方」は破壊されてしまう。搾取する側は地元の人たちの「生き方」なんで実はどうでもよかったりします。

こんなことを書いてますが、私も観光業に関わっていました。どちらの視点も持っているようで中途半端な考え方しか持っていませんが、とにかく地方は「セルフプロデュース」が何より大事です。そのときにカネのニオイに釣られて近づいてくる連中をどのように排除するか。それが運命の分かれ道かもしれません。