ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

あの頃は「惑星直列」だの「グランドクロス」だのと「天文オカルト」がお盛んでしたっけね(笑)。

「1979年地球の危機」by 原 作原 まんがタイムきらら 2023年5月号p173 芳文社

 

そんな中に「ハリー(ハレー?)彗星」もありました。ええ何だかんだでまだ「占星術」その他占いにハマってた時期だったので、真剣に「天文現象の影響の解析」に向き合ってましたともさ(笑)。

その後、占いその他から距離を置くようになってからは「惑星直列といってもマジで一直線上に並ぶわけではないし、そもそも影響なんて計測不可能なレベル」等々、冷静な判断ができるようにはなってます。

でもこじつけレベルであっても、無垢(無知?)な若者を洗脳するには十分な理屈でしたからね>当時の天文オカルト。

もちろん、自然現象から「何らかの法則」とか「何かしらの影響」を見出そうとすること自体は、大切なことだと思います。山に残った雪の形を目安に「農作業の開始時期をはかる」とかは有効な手段だと思いますし。

すべからく「知識や知能に基づく冷静な判断」は、人生を少しでも良いものにするため必須ですからね。デマに振り回されたりウソを信じたりしないように、常に「それはどういうところに根拠があるのか」「エビデンスはあるのか」を意識しつつ、情報に接するべきだと思ってます。まあ簡単ではないですけど。

話は大きく変わりますが、私も「キミは戦前生まれなんか?」などと言われることがあります。「本当に○○歳?」とかね。よく言われるのは「カラオケのチョイス」のときです(笑)。

持ち歌というほどではありませんが、ケッコウ「昭和30年代」の曲(クレージーキャッツ)とか歌ったりしますし、ときに「戦前の曲」も半分ネタで歌います。

いつだったか、カラオケスナックで「うちの女房にゃ髭がある」を歌ったら、その場に居合わせた高齢者グループのご婦人方が一緒に歌うわ踊るわ(笑)。そのあと「自動車ショー歌」をリクエストされたり、全然知らない古い歌を聴かされたり…ともあれ楽しいひとときを過ごせました。おばあちゃんたち元気かなぁ…。

「うちの女房にゃ髭がある」という曲自体は昭和11年だかの歌で、同名映画の主題歌なんですよ。いくらご老人の方々とはいえ、そこまで(映画開封当時を知っている)とは思えなくて、そんなに有名なのかとビックリしたんですけど、あとで調べたら昭和29年にリメイクされてたんですね。そうかなるほどと納得した覚えがあります。

 

 

さておき「1979年」。こう書くとオーウェルの小説みたいだね。

ネタバレになりますが、地球は滅亡しませんでした(笑)。うん…まあ滅亡して主人公と調査ロボだけが生き残って…実はドジモリさんが黒幕?みたいなのもアリなのかもとか予想してたんですが。ササミちゃんが宇宙船に吸い込まれる直前のコマとか、表現もいい感じでした。あと最後のページは良かった。絶妙なとこで終わって…(余韻)。

「センキュー!80!」よりは「次回への引っ張り感」が強くて、でも相変わらず当時のレトロ臭がクルマはもちろん随所…いや全面的に表現されてて、とまれ良作だったと思います。きらら系では「つむつき」とか「花メモ」とか大正レトロな作品はありますけど、昭和後半が舞台なのはこの作品くらいでしょうか…タイム系だと「となりのレトロガール(小坂俊史)」なんてのがありましたけど(Wikiにも載ってない)。

そんなこんなで、一応の終劇。そして残された疑問が何点か…まず「潜水艦」はどこに返却されたんでしょうか(←気になる)。そしてこのタイトルコマに描かれたシンセサイザーとおぼしき鍵盤楽器は?モーグ(当時はムーグと呼ばれてた)に似てるけど違うし、低音鍵がチェンバロみたく反転してるし…もしやオリジナル?