「葉山さんのまんがの泉」by Aki-ra まんがタイムオリジナル 2022年9月号p159 芳文社
作者のパフォーマンスの100%が出ている作品でも、それが雑誌のカラーからはみ出してしまうようだったら、そのはみ出し部分を削らせなきゃいけないでしょうからねぇ。いえいえ私ごときの素人には分からない世界だとは思いますが。
もちろん雑誌に掲載する以上、要求される水準もあるわけで、それに満たない作者の場合は「成長を手助け」したりもするんでしょう。作者と編集者のタッグいかんで雑誌の水準も基準も動くことはありそうです。
私自身はただの読者ではあるんですが、こういうブログで何かしらの作品紹介になることをやっている以上、心がけていることはあります。一番の基本は「自分にウソはつかない」ということなんですが、それはさておき、ヒトコマ選択の基準は「私の自分語りがメイン」であるということ。それと「あまり評価できない作品については触れない」ということです。
もし、ある作品を「あまり評価できないなぁ」と感じたときは、まず「自分のセンサーの感度と受信機のチューニング」を疑います。仮にも編集者が掲載しようと判断したから載っているわけですから、レベル的にも方向性でも「掲載を認めるに足る」はず。それを前提に「このおそらくは良いであろうモノを、私はなぜ評価できないのか」と「自分の側に理由を探す」ようにしています。
それでもなおかつ「作品側に評価できない理由がある」と思ったことは、これまで一度もありません。もしもそういう作品が出現して増加しはじめたら、もう4コマを無理に読む必要もありませんけどね。幸いそういう事態にはなっていませんが…。
ゲストで終わったり連載が短命だったりした作品にも素晴らしいものはありました。続かなかった理由を憶測してもはじまりませんが、残念だと思うと同時に「その良さを誰かに伝えたい」という気持ちがあって、それもこのブログを続けている理由のひとつです。ここ一年くらいだと、昨年キャラット11月号に載った空紅さんの「見えぬ明日も一歩から」が良かった。他にもあるけどね、割愛させていただくね。
もっと書きたいことはあるけどキリがないのでここらで「まん泉」。この作品は最初のうちチューニングが合わせにくかったなぁ。画が整っているし話も悪くなかったんですが、展開の読みにくさを感じてました。
お話が進んで展開が把握しやすくなると、作品や作者さんの良いところが見えてきました。こういうのを最初っからつかめるセンサーがあるのが、たぶんイイ編集者さんなんだと思います。私はまだまだです。ええ編集者ではないですけどね。
媒体にのせる作品には「ただの自己満足じゃダメ」で、伝わって評価されるのが大前提。その最初の関門が編集さんですから。奴ら呼ばわりしちゃダメっすよ葉山ちゃん(笑)。
(…今日の文は我ながら十分整えられてないなぁ。このまま上げちゃうけどさ。)