ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

「眼鏡人(めがねんちゅ)が眼鏡外すと誰だか分からない」というのはリアルでもよくある話ですな。

「ばっどがーる」by 肉丸 まんがタイムきららキャラット 2022年6月号p79 芳文社

 

「外見パーツとしての眼鏡」ってなかなか強力な印象付けにはなるようで、それも「通常眼鏡人が眼鏡外す」と「…あんた誰?」になりやすいです。不思議なことに「通常裸眼人が眼鏡かける」では、そこまでキャラ同一性が崩壊することはないんですよね。

リアルな話、ワタシの学生時代を知っている人間は「ヤセ型パーマ髪裸眼人」でキャラ認識してるはず。それが現在は「デブ型スキンヘッド黒眼鏡人」ですから、たぶん同一人物と認識されないであろう自信はあります。

そういや「切れ者ワル感」と「眼鏡」って、昔はそれほどキャラ連携されてなかった気もするんですが、誰か「強力な切れ者ワル眼鏡」のキャラっていましたっけ?なんとなく「よわよわ鈍眼鏡」が多いんじゃないかなと。

マンガ作品上での「眼鏡のオン/オフ」と「髪型チェンジ」は、もはや「別キャラの生誕」になるのがフツーなわけですが、かの「GA 芸術科アートデザインクラス」という秀作においては「ノダミキ」というキャラがいまして、髪型チェンジは日常茶飯事、眼鏡オンもやったことがあるはず。あれでキャラ維持ができてたのは作者の創作技量でしょうきっと。あー懐かしいなぁ。きゆづきさんきららとかでまた描いてくれないかなぁ。

 

 

さておき「ばどが」。タイトルコマでは鼻パッドまでちゃんと描かれているところがスキ。リアルと比べて眼鏡が低いのは(目にかかるまで下がってるのは)なぜか気にならないんですよ不思議だ。

それにしても画上手いよね。読んでて思うのは「人体観察とか空間認識とかしっかりしてるんだろうなぁ」ということ。表現への落とし込みもレベルがすごく高いと思う。面白いのはその割にカメラとか(メカもの?)が取って付けたようなところ。そこにこだわるときっと人体表現が崩れるのかもしれませんね。いえ素人にはよくわかりませんが。

ともあれ、実は優と似た者キャラだった水鳥妹。今後の絡み方が楽しみです。…しかしめんどうなキャラが増えてくなぁ(ホメてる)