ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

自分はド田舎にIターンしといてなんなんですけども、クリエイティビティにブーストをかけるなら「東京(近辺)在住」は「あらまほしき」ことだと思います。

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「派遣戦士 山田のり子 番外編~漫画家アシスタント編」by たかの宗美 まんがタウン 2022年5月号p30 双葉社

 

…いえ別にイナカ住みのクリエイターさんがいけないというわけではないのです、そういうことを言いたいのではなくてね。

私の東京(近辺)在住歴は、神奈川や千葉(の東京寄り)も入れていいなら約5年です。まあ「純粋に都内在住は?」と訊かれると…スイマセン1年だけです(爆)…だって文京区にアパート借りちゃったもんだからさ生活にお金がかかり過ぎちゃったもんだからさ()

でも「東京で行われるステージイベントや○○展」が自分の創作メンタルに与えてくれるプラスの影響は、正直「東京以外では得がたい」ものだったと、いまでも思っています。

大阪で生まれ育って、それこそど真ん中の高速道路の下でも大きくなった人間ではありますが、いま思えば「天国のような日本橋の電気街(パーツ街)」も「秋葉原のスケールダウン版」に思えてしまうくらい…いわば「ケタが違う」んですよね。

もちろん大阪のイイところ、田舎のイイところは分かっているつもりです。東京では絶対に得られないものも、それこそたくさんあります。

だからこそ、もし「クリエイティブな面での自己研鑽、成長を望む」のなら、たとえ一時期でも東京(あるいは近辺)に住むことが大切ではなかろうかと。そう、別に一生東京に住む必要は必ずしもなくてね。

「頃合いを見計らって」あるいは「自分のこころがもう十分だと思う時」が来たら、それこそ自分の住みやすいところ…それが田舎ならそこへ移ればよろしいのではなかろうかと、そのように思う次第です。

私の経験からいえば、たとえば落語なども「いつものテレビとかでみてるのとは別もの」だったのですよ寄席でみると。

話が落語へ寄り道しますが、いままでで一番印象的だった高座は、いまは「金翁」になられた三遊亭金馬師匠のそれなんですが、まずはじめに感じたのが「…声が、小さい?」と。上野の鈴本で、マイクもちゃんとあるのに…なぜか声がちょっと遠いんです。

ここが上方演芸ホールだったら「聞こえへんでー!」とかヤジがとぶトコやなぁと思いながらみてたんですが…声が小さい分、周りの客は皆「聞こうとする≒静かに集中する」ことになっていくんですよね。ええ私もそうでした。

もう15年も前なので演目は憶えてません。でもあの雰囲気と、じわじわと金馬師匠の芸に引き込まれていく自分を、いまでも感触として覚えています。

気が付くと師匠の声は普通に聞こえる大きさ。そしてサゲ(あえてサゲ)…あの日の拍手で一番大きかったような気がします。そんな気がします。

あれから「東京に行く機会があれば、なんとかして時間をつくって寄席に行く」ことにしています。ええホントに心底そのスゴさを体感できたものですからね。まあさすがにあのレベルの経験はそうそう出来ませんけど。

脱線しすぎましたが、東京から離れるとどうしても「クリエイティブないろいろ」からも離れてしまいがちです。意識して接触を保つことをしていても、やはり「すぐそこにあるもの」でなくなると、どうしても…ねえ?

だから「インターネットはじめ様々なコネクターがある時代ではあっても」上京することで代えがたい得がたいものに触れることができると思う次第ですよハイ。

 

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あーなんか何の話かワカランことになりましたが「山のり」。…アレ?お借りするの初なんですねこの作者さんって。

ぶんか社からは冠4コマ誌がでてるくらいの大御所なんですが、最近なにやら健康面でいろいろ大変らしい。ホント心配してます。

でもとりあえず作品は出てきてます。クオリティも高レベルを維持しつつ。

最近、好きな作家さんの何人かが「健康上の問題≒病気」と闘っているご様子。私に何ができるというわけでもありませんが、養生されて再び健康を取り戻されることをお祈りしております。心からお祈りしております。