「がっこうぐらし！～おたより～」by 海法紀光（ニトロプラス）×千葉サドル まんがタイムきららフォワード 2021年10月号p9 芳文社
以前書いたと思いますが、レターセットのコレクターだったことがあります。大学時代から社会人の初めころくらいでしたかねぇ。
もちろん「ステキなレターセットを集める」ことが楽しかったのですが、ときどきそれを使って手紙を出したりもしました。
あるとき、ふと思い立って、当時付き合ってた彼女に手紙を書いて出したんですよ。内容は他愛もない雑談のようなもので。
受け取ったであろう日の翌日、どんな反応をするか気になって学校で声を掛けたとき、何とも言いようのない微妙な表情をして「…別れ話の手紙かと思ってびっくりしたんだよ」と言われてしまいました。怒っているような悲しんでいるようなほっとしたような…なんとも表現しがたいリアクションに、どう返していいか分からなかった覚えがあります。
でも、それからときどき手紙でのやり取りをするようになりました。対面で話すのとは違うコミュニケーションが新鮮で、とても楽しかったような気がします。
これにはオチ（？）がありまして、彼女には最後にフラれてしまうんですが、それこそ手紙で「三行半」が届いたんですよ。キツかったなぁ。
その手紙、ずっと捨てられずにいまして…。一時どこかへ紛失したと思ったんですが、数年前にまたひょっこり出てきてしまいました。
我ながら女々しいとは思いながらも、まだしまってあります。ああ女々しい女々しい…。
というわけで私のおてがみは何もすごくなかったけど、こちらはすごかった「がっこうぐらし！」です。最終の最終回です。やっぱり読んでてじんわりきちゃいますね。
私は基本的に「ホラーやスプラッタ、ゾンビものは苦手」なのですが、こういう「きらら系として調理された」ものならなんとか楽しめなくはないです。よくある「ホラー系雑誌」はダメなんですけどね。
そしてアニメ化だけでなく、実写化もしてそれがまた好評だったところが本作のすごいところだと思います。お話やキャラがしっかり組み上げられているからこそなんでしょうね。
ともあれ、作品づくりに関わった全ての方に感謝です。ありがとうございました。
