「かりあげクン」by 植田まさし まんがタウン 2021年7月号p94 双葉社
雪駄とか普段履かなくなったせいかもしれませんね。
いまどき「雪駄ちゃらちゃら」なんて言葉、言うことも聞くこともありませんが、昔は「普段から和服」の大人が、身の周りに一人や二人はいたものでした。
ああいう「鼻緒にひっかけて履く」タイプの履物は、意外と上手に履きこなすことが難しいんですよね。現代人が履くと「ペッタンペッタンハネ上げて」履きがち。かといってただ「ズルズル引き摺って」歩くのもみっともない。ちょうどいい加減に「カカトを軽く摺って」履けるようになるには、コツと経験が必要…だと個人的には思ってます。いえ私も上手に履けてるとは言えませんが…。
コツかどうか分かりませんが、気をつけるポイントは「鼻緒を親指と人差し指でしっかり挟む」ことではないでしょうか。それこそ「普段から」履きなれてないと、そこに力を入れることすら難しかったりしますからね。
…なんか「あんたトシいくつ?」って言われそうだなぁ(笑)。
さておき「かりあげクン」。相変わらず安定の植田節。おとぼけさんより微妙に「黒い」ところが魅力です。
いろんな雑誌に手広く描いてるだけに、作者さんの「画業50周年」関係はあちこちで見かけるんですが、今月のタウン表紙のかりあげクンは羽織袴ですね。先月号の「次号予告」にもう画が載っているということは過去絵なのかな?
ともあれ、まだまだ現役で描き続けていただきたいものです。