「探偵夢宮さくらの完全敗北」by ちょぼらうにょぽみ まんがタイムきらら 2021年6月号p92 芳文社
記憶だけで、出典を明示できないのが歯がゆいのですが、間違いでなければ「面接の達人」等で知られる中谷彰宏氏の逸話だったはず。どういう雑誌か分かりませんが、総ページ200くらいとして、そのうち半分が広告その他だとしても、100ページ分の記事を書き上げたのは素直にスゴイと思います。
初期のテレビ放送などもそうだったらしいのですが、雑誌とかは「広告を見てもらうための媒体」という面が、いまでもかなり強く残っています。それが良いか悪いかは別問題。でも否定しても始まりませんからね。
多くの人が見たい/読みたいと思う「コンテンツ」を生み出して、そこに広告をコンバインさせることで、結果として「三方満足」にさせる。つまり「発行元は広告料(&購読料)で儲ける」「広告主は多くの読者の目にとまり商品が売れる」「読者は広告分安いコストでコンテンツを楽しめる」というわけですね。
まあ単純化しすぎて不正確かもしれませんが、間違いないのは「コンテンツ自体はもちろん、それに関わる全てが益を得る」ことがジャスティスだ…ということです。
「素晴らしい作品なのになぜ[売れない/認められない]のか?」というとき、その作品を中心に据えてみて、その周辺にある様々な人や会社等の要素が「益を得ているか」を考えるといいのかもしれません。「良いコンテンツ」はあくまで「スタート」であって「ゴール」ではないのですから。
よくわからない話をしてしまいましたが「イキリにゃんぽこ」じゃなくて「探偵さくら」。この手のブログを立てては壊し10年以上になる私ですが、ちょぼセンセイ作品からは初かも…。
「きらら出禁ネタ」からの連載で注目を集めましたが、ブレないノリは健在です。毎号1本はさみこんでくる「きららネタ」ですが、今回は「イタコにゃんぽこ」ですかそーですか(笑)。田中圭一さんには負けてられないという意欲が感じられます…かねぇ?
ともあれきらら作家陣の中でも異色ゆえ、私も(ネタとして)「イキリにゃんぽこにとびどうぐとルビをふれ」などとツイートしたこともありましたが、やはりこのブレないシュールさは「とびどうぐ」だし「きけんぶつ」です。ほめてます。