ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

考えすぎてダメにしちゃうこと…あるんですよねぇ。

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「むすんで、つないで。」by 荒井チェリー まんがタイムきらら 2021年6月号p62 芳文社

 

でも考えないでやって失敗することもあるわけで、そこが難しい。面倒くさい。

正解は分かりませんが、一ついえることは「考えてるヒマはないぞ!」と誰かに言われたときはおそらく反対に「考えるべきとき」だと思ってます。

もちろん津波が来たとかで急いで非難する必要があるときは別ですが、そうではなくて「答えを急かされている」ときがヤバいかと。急かしている側が悪意をもっているときは言うまでもありませんが、他意が無くても「正しい判断により急がせているかどうか」は分かりませんからね。

「石橋を叩いて渡る」とか「羹(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く」とか、とかく「考えすぎる人を揶揄する」ことわざってありますけど、そういう「慎重な性質の人間」が現在の世界にこうして生き残っているわけですから。慎重すぎることが害悪なら、そういう性質を有するタイプの人間は淘汰されているはずですからね。

あと、年齢を重ねて感じるようになったのは「考えるのが億劫になる」ということ。これは加齢による「脳の衰え」と関係があるんでしょう、たぶん。

劣化自体は避けられないことかもしれませんが、工夫で劣化速度にブレーキは掛けられるはず。例えば「面倒だな」と感じたら「まてよ、これは『面倒の先にお宝が隠されてる』のかも」と考えるようにするとか。「面倒くさい気持ちに負けると、結局貧乏くじを引くことになる」と思えば、多少は頑張ろうという気にもなるのではないでしょうか。

本を読むのも効果的な気がします。このブログでは「それを言っちゃあおしまいよ」になるんですが、マンガと違って「文章を読む」ことは、文字情報を脳内で処理して「イメージとしての具現化」をすることになりますから、ワクワクさせてくれるような文字作品は、おそらく「脳の劣化のブレーキ」としてよろしいかと。

なんにせよ「考えるくせ」は維持しておく方が、ボケ防止のためにも正解だと思ってます。

 

それはさておき「むすつな」。妙にテンポの悪い展開ですが、これが「作者の意図するところ」なのでしょうか。まぁ「面倒くさい2人」が「面倒くさい展開」をすることで「面倒くささをより表現」してるのかな。

前作の「三者三葉」はテンポが良かっただけに、意図的であろうことは確かですが、本誌で読むにはテンポが良い方がいいかなぁ。

でも鳥居さんの「陰」と「陽」の振り分け方とか、八千代にもってかれて「スン…」となっているつなぐとか、面白さのツボの押さえ方は相変わらず高レベルです。そして引っ張り方(笑)。次号の展開が気になってしょうがないですね。