「またぞろ。」by 幌田 まんがタイムきららCarat 2021年4月号p82 芳文社
でも、もしかするとそういう「しっかり者」さんたちからすれば、しっかりしてない人を「癒しの対象」と見て「なごんで」いるかもしれません。面倒見切れないほど「しっかりしていない」とさすがに困るかもしれませんが、多少「しっかりしていない」程度なら、無理して「しっかり」して引き換えに「癒し」や「なごみ」を失うよりも「フォローしてあげるからそのままでいて」ほしいと思うんじゃないでしょうか。気持ちは分かります。
これって、親子関係にも当てはまるかもです。だけど、子どもはペットじゃないので、将来的には「癒し」や「なごみ」が消失しても「しっかり」自分の人生を歩んでもらわなくてはなりませんよね。
セミや蛇が脱皮するように、自分の意志で「しっかり」していけるようになる日は、放っておいても来るでしょうから、それまでは「前から引っ張ったり、後ろから押したり」しないのがよろしいかと思います。ええ、自戒を込めて。
ともあれ「またぞろ。」。いいねー、こういう展開。キャラ自身には大変な時期だけど、一読者としてこういう成長していく様子が描かれている作品はスキです。
そういえば、無印きららの出張ゲストで竹屋先生がフィーチャーされてましたが…ちゃんと単行本には収録されるんでしょうか。