「ばくおん!!-天野恩紗のニコイチ繁盛記-」by 蒔野靖弘×おりもとみまな ヤングチャンピオン烈 2021年2月号p297 秋田書店
今回の「ヤマハ EC-02」が登場したときは、「おおー!これぞ次世代のモトコンポ!」と感動した覚えがあります。なんてったって燃料もオイルも無い=その気になれば横倒しでセダンのトランクにも積める(はずなんです)からね。
雑誌の記事を切り抜いて持ってたはずなんですが、さすがにどこかへ行ってしまったようです。うん、トランクに載せた写真もあったはず。
ただ、素人目にも「コレはキビシイ」と思わせる点も多くて、結果短命に終わったんですが、この「恩紗パパ」の見解の通り「まともに付きあえる」人類に成長する前にモノの方が消えてしまったということなのかもしれません。
デジ一眼の「ニコン D1」を後生大事に持っているんですが、やはり「バッテリー」と「充電器」が、実使用上の障壁になってまして…そこまでして使うモノでもないんですが、ホントにどうにもならなくなるまで多分手放せないんじゃないかな。
結局、人間ってやつは「新しい技術」というヤツを「信用しきれない」生物なんだと思います。それがある面で「技術の暴走」による「人類の破滅」に対してブレーキをかけているのかもしれません。そんな気がします。
ともあれ「ばくおんさ」。ヒトコマ借りるのは初めて…あれ?そうだっけ。
この作品は「スピンオフ」なんですが、本編よりときどき「うんうん」となるネタがあって面白いのです。
あと本誌掲載時はチェックできてなかったのですが、一度あの「バイキッズ!」の神塚ときおさんによる「舞ちゃん&キッコちゃん」の描きおろしコマがありまして、それに引かれて単行本を購入した経緯があります。…いえそうでなくても買ってたとは思うのですけどね。
作者さんは18+のフィールドでは別名義で有名で、画の特徴ですぐそれと気づくはず。また4コマでも「cafe BIKER's」という作品がありました。ほぼゲスト掲載だったので紙にはなってませんが電子で読めます。バイク擬人化なんですが、かなりのおススメ作品です。
シリーズ連載という扱いですが、何気に「メンテも含めてこそバイクの楽しみ」という方々には面白く読める本作。その気になれば(ディープなところまでいけば)いくらでもネタはありそうなので、今後も楽しみです。そうそう、今回のコマのようにたまに音紗パパが何気に良さげなことを言うんです、たまにですがね。