ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

相反するものの「振れ幅」ってムズカシイんですよねぇ。波は必ずあるものなのですが…。

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「星屑テレパス」by 大熊らすこ まんがタイムきらら 2021年2月号p87 芳文社

 

学生時代に「誰にでも敬語で話す」人がいたんです。先輩にも後輩にも「いつも敬語」。私も前に書いたように「親へは敬語」だったので、最初はそれほど気にしなかったのですが、付き合いが長くなるうちに「なんかちょっとヘンじゃないか?」と思いだして、あるとき「その理由」を尋ねようとしたことがあります。

記憶があやふやなところもあるのですが、確か「誰に対しても失礼にならないように」みたいな理由だったので、つい「それって誰に対しても壁を作ることになってるんじゃないか?」と言ってしまい、そこから関係がこじれかかって…。

正直「それほど気の合うタイプ」でもなかったのに、そういう突っ込んだアプローチをした私が悪かったとは思うのです。「俺とはタメで話そうぜ」なんてことを言う関係でもなかったし、そうなりたいとまでは思えなかったし。

いわば「…気に入らねぇな」的な、向こうにしてみれば「言いがかり」みたいな感じになってしまい、いまにして思えば「間違ったかなぁ…」と。

その後、社会人になってからも、つい「よけいなヒトコト」を言ってしまうことがありました。んー例えば「そういうことしてると友だちいなくなるよ」とか。

でも、私がそういうヒトコトを言う相手って、大抵「いままでそんなこと言われたことない!(怒)」というリアクションがほとんどで…。

…ほっときゃいいんですよね、たぶん。

ただ、もしそういう「私が気になるところ」を伝えて、そこを改善することで、その人の今後の人生が良くなればなぁ…とも思わなくもないです。ええ、巨大なお世話です。

じゃあ自分はどうか?と言われれば、確かにすぐにそういう言葉を受け入れることはできないかもですが、やっぱりあとあと「ああ、あのとき言ってもらえてよかったのかな」と思い返すこともあります。いえそうじゃないことも多いのですが。

ともあれ、人と人とのつながりは、摩擦になることも多いのですけど、それが「性格的に角が取れて丸く(円満に)なる」のなら、多少不快でも「避けない」方がいいのかもしれませんね。

 

とかなんとかそういう話はおいといて「星テレ」。実をいうと、最初の2話くらいは好感触だったのですが、その後はちょっと…な作品でした。ここ最近の展開はキライじゃないです。総体の展開からしたらワキ道なんでしょうけど。

…いい画ですよね。キャラもいい感じではあります。作者さんのポテンシャルが高いのはよくわかります。

4コマまんがによくある「2乙」にはならないでしょうから、その点は安心なんですが、個人的には「デスティネーション(目的地≒落としどころ)」が見えにくいので、たぶんそこがちょっと…になるのかな。「宇宙(人)」とか「ロケット」とかと「日常」のからみ方が、この先どうなるのか。くれぐれも「尻切れ」にならないように描き切ってほしいものです。期待してます。