「あぐりがーる」by ごとー まんがタイムきららMAX 2021年3月号p170 芳文社
そば打ちにも職人さんそれぞれ違いがあるのは当然なんですが、一番大きく分かれるのが「加える水の温度」ではないかと。
経験上では「冷たい水」の人が多いのですが、中には「ほぼ熱湯」という人もおりまして、全く反対のやり方だったので驚きました。
基本「二八」とか「5・5」など「小麦粉をつなぎに使う」人は「冷たい水」を、そば粉「十割」の人は「熱湯」だった記憶があります。
いまちょっと調べたら「小麦粉のグルテン」で粘度を引き出すには「水」で、「そば粉のでんぷん」の粘度を生かすには「湯」なんですね。そういえば「更科そば」の人は「熱湯」だった記憶があります。見慣れた黒っぽいそばではなくて、ほとんど「これ…そうめん?」という見た目でしたが、私個人としては「そばの産地の人間」ではないので、いわゆる「黒っぽい藪そば」よりも美味しく感じたような気がします。
見た目は白っぽいけど、100%そば粉だけあって、私のイメージとして「更科の方が高級?」だという刷り込みもされたかも。
一度くらい「そば打ち体験」もしてみたいのですが(実際そういう機会や場所には恵まれているので)、なんとなく「生まれてから大阪を離れるまでに2回しかそばを食べたことがない」という人間だけにトライする気持ちがあまり湧かないというか…。
でも、大阪を出てからの方が人生長いので、たぶん食べた量でいくとそろそろ「そば>うどん」になっているかもしれませんね。ええ、別にそばがキライというわけじゃないんですよ。いやホント。
というわけで「ぐりがー」(ヘンな略)。読んだときは「ふーん」という感じだったのですが、なんか「制服やら作業服のくだり」が見覚えあると思ったら、以前に「フォワード」に掲載されてたんですね。一応ワイド4コマっぽい感じで、しかも一挙2話という。
掲載誌が変わって仕切り直しなんでしょう。あまり「引き続き」っぽい感じはないんですが、フォワードのもかなりイイ感じでしたし、絵柄も結構好みですので、今後の掲載に期待したいところです。