「ブレンド・S」by 中山幸 まんがタイムきららCarat 2021年1月号p35 芳文社
あまり言いたくないんですが、確かに「コミカライズ」「アニメ化」「実写化」って残念な結果になっていることは多い気はします。
原理主義ではありませんが(ないつもりですが)、原作より良かった○○化ってどれくらいありますかね?…あーでもそこそこあるのかな(笑)。
「4コマまんが」は、少なくともアニメ化では失敗が少ない方かも。個人的には「けいおん!」とか「キルミーベイベー」とか、原作も良くてアニメも良くて、成功している作品だと思います。
まあ「こんなアニメ化、やめてほしかった」っていうのはそうそう無いんですけどね。ただ「せっかくのアニメなら、もうちょっとちゃんと動きをつけてあげてほしかったなぁ」と思うことはときどきあります。どの作品かは言いませんが。
アニメ化の功罪は「声」かもしれません。アニメでキャラに声がつくと、原作を読んでいてもその声で脳内再生されますから。で、初めて観たときに「違和感あるなぁ」と思ってもほぼ100%上書きされて、自分の頭でイメージしていた昔の声とかしゃべり方はどこかへ消えちゃうんですよね。悪いことだとも言い切れないんですが。
あと「音楽」が加わるのはウレシイです。OPやEDはいわば「MV」ですよね。それがイイと作品全体が良く思えてしまうものです。
てわけで「ブレンド・S」もアニメのOPとかEDがステキでした。アニメ化も成功している方だと個人的には思っています。2期が来ないところをみると、興行的には大成功とまではいかなかったのかなぁ。そこは残念ですが。
「声」も良かったと思いますよ。特にこのコマにも出てる「ひでり」くん。徳井青空さんの声でキャラが生きてる感があります。ボーイッシュなキャラがマッチしますけど、「男の娘」もいけてます。
本作もなにげにじわっと新キャラが増えてきたりしてますが、この調子でまだまだ続いていってほしいです。夏帆と秋月の動向も気になりますし。