ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

女子への免疫(?)力は文学部のころにかなり鍛えられた気がします。

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「SA07」by 津留崎優 まんがタイムきららフォワード 2021年1月号p386 芳文社

 

そうは言っても国立の大学生、そこそこ分別はありますし未成年であっても大人なりの行動はしていたような…あと何より「金が無い」連中が男女とも多かった(笑)。

つまり「勉強もしなきゃいけない」「バイトもしなきゃいけない」「それなりに周囲とコミュニケーションもとって遊ばなきゃいけない」という状況におかれていて、羽目を外すヤツは少なかったと思います。

学生寮にも一時(数年)いましたが、レポート提出とかが押し迫ってくる時期になると、なんとか力を合わせて乗り越えるべくホールで勉強するグループもいたんですが、そこに女子寮からやってきた女子が「ドテラ姿にスッピン」で混ざっているなんてことは珍しくなかったですね。

ちなみに女子寮は「男子禁制」で、男子寮生が女子寮に入ったことは無かったです。逆に女子は男子寮に自由に出入りしてましたから、イマドキのジェンダー関係にウルサイ時代とは違ってノンキだったかも。あ、いまはどうだか知りませんよ。

サークルにもバンド仲間にも一定数女子がいたのですが、たまにくっついただの別れただのという話はあっても、意外とフラットなコミュニティが形成されていた気もします。誰かのアパートに集まってイベントの話し合いをしたりね。

私は社会人経験もあり、周りより4~5歳年上だったこともあって、なんとなく「人畜無害なおじさん」的扱いを受けていたかもしれません。見た目もジャケパン姿が多かったり(たまに教員に間違えられる)したので。ちょっと田町くんに似てる?…似てないか(笑)。

 

そんなことも思い出させてくれる「SA07」。いいよねーこういう時代って。指向性が近い人間が集まって、ときにしのぎを削りときに助け合い…そうしてそれなりに成長してく(たまにあんまり成長しないヤツもいる)ストーリーって。

作者さんはやはり「箱入りドロップス」のイメージが私の中では定着していたのですが、こういう4コマ以外の作品が意外に良いのでちょっとビックリ。まあキャラも展開も違う作品ですけど…でも、あの「アホ毛がペペペペ!と動く」ヤツは好きだったのでどこかで見せてほしいかも。

あと作者のダンナさんも4コマ作家さん(PNは「ちび丸」さん)だったんですが、その「プレフレ」という作品が大好きだったので、ご夫婦だと知ったときはおおっ!となりました。ちょっと画風も似てる気もします。

ハチャメチャな展開もありつつ、リアルな要素も混ぜつつ、今後の登場人物それぞれの進路とかも気になる作品です。「箱ドロ」みたく単行本で6巻ぐらいまでは行ってほしいなぁ…ここまで怒涛の展開からすればそれくらいじゃ済まないかもね。