「うららのパンツは店長を困らせる」by saku まんがタイムオリジナル 2021年1月号p50 芳文社
いまの仕事になってからは、年末年始はお休みがいただけるんですが、以前映像プロダクションに勤めてた頃は「大晦日~元日」は当たり前に仕事でした。
まだ若かったしそれほどツライとは感じませんでしたね。
だいたい「年の瀬の賑わい」を街中で取材(ローカル局の下請け)して、一回局に戻って、防寒装備その他を万全にして「スキー場で行われるカウントダウンイベント」の撮影(これも下請け)。
何時間も寒い現場にいて、記者の気まぐれで「アレもコレも」撮らされて、年越しの瞬間とかの一発勝負に緊張して…そんなこんなで無事終了。
で、撤収して車を出してから「あけましておめでとう」を車内で言うんですよナゼか(笑)。下請けやってたどこの局でもナゼかそうでしたね。ナゼだろうナゼかしら。
「一年の計」があるはずの元日未明に、仕事帰りに狭い車に一緒に乗っているあの「奇妙な連帯感」。それこそ今日のヒトコマ(フタコマ?)のセリフ通りの気持ちだったと思います。
そんな「うらパン」。この作品の妙なリアリティ、もちろん感じるかどうかは人それぞれでしょうけど、個人的にはかなり「思い出トリガー」が多いです。
ほとんど職場以外ではコンタクトがない人と、初詣とかイベント(それも遠隔地)で出くわすことってありますよね。うれしいようなちょっとめんどくさいような、でもお互い気付いちゃったからいちゃったから立ち話なんかして…。(私個人はあまりそういうのが得意じゃないので、先に気付いたらそっと離れたりしますけど)
あと、エピソードにもあった「別れた彼女との思い出がある店」って、確かに行かなくなるわー。めっちゃわかるわー。(でも20年も経つと近くに行ったら覗いてみたりするようになるんだよー:笑)