ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

何より気軽に入れるのがこういう店のイイところだと思います。

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「立ち呑み布袋でもう一杯」by とく村長 まんがタウン 2020年12月号p146 双葉社

 

 店内の雰囲気とかも表から窺えますし、たいていお手頃で明朗会計ですし、大人数のグループでヘンに盛り上がりすぎている客もいないし…見ようによっては「イイとこずくめ」かも。まぁ1人~小人数というのが前提ですが。

長居しすぎないのが立ち呑みスタイルなので、常連さんはいてもヌシっぽくなりにくいところもあるかもです。よく「混んできたらスッと帰る」のがイキな常連さんだとか言いますけど、立ち呑みの店だとそういう常連さんも多いんじゃないでしょうか。

アルコールが飲めなくなって久しいのですが、この作品を読んでいると、モデルになった店に行ってみたくなりますね。いえまあ飲めもしないのに遠路名古屋までというわけにはいかないのが現実ですが…でも焼きとんは食べてみたいかも。

 もう何十年も前になるんですが、ときどき立ち寄っていたこの手の店で呑んでいたとき、ビシッとスーツを着たおカタそうな感じの中年サラリーマンが一人で黙って入ってきて、店主も何も言わずコップ酒を出したんですよ。その男性、ホント「水でも飲むように」日本酒をコップ2杯、グーっと飲んで、お金を置いてさっと帰っちゃったんですよね。

ほんの1~2分の出来事で、あっけにとられながら店主に訊くと「平日はほぼ毎日」帰りの電車に乗る前に立ち寄って、ああやって日本酒を2杯飲んでいくんだとか。友達と「そんな人がいるんだねー」と話してたんですが、あとから「そういう人」が世の中には結構大勢いるということを知りました。うん、確かに「アルコールでしか得られない救済もあるんやでー‼(byナルさんatしゃちいえ)」なのでしょう。世の中ツライことが多いからね、わかるようん(←わかってない顔

 

まあそんな話はさておき「立ち呑み布袋」さん。たまたま飲み屋で変わった感じの人がいると、ついつい観察しちゃうときってありますよね。あとどういうわけか飲みに行くといつも出くわす人も。話をしたりってことは無いけど、何となく親近感というか…今回の「一体感」のようなものを感じるときはありました。

今回、意外だなと思ったのが「読書をたしなむ客」です。いるんですね、そういうお客さん。私の場合、買った本をすぐにも読みたくて喫茶店に入ることはあるんですが、それの立ち呑みバージョンなのかな?ふむ、これなら私でもありかも。ノンアルに焼きとんで買ったばかりの本を読む…かぁ、イイかもしんない。いえまあ実際イナカ暮らしなので近隣にそういう店自体が存在しないんですけどねー(笑)。