ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

正直「大学に入るための資金計画」を甘く見ていて、そのシビアな現実に愕然とさせられました(滝汗

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「かのんとぱぱ」by おーはしるい まんがタウン 2020年5月号p130 双葉社

 

それほどには「経済的弱者」ではないつもりですが、義務教育や、いまやほとんどの子供が進学する高校と違って、大学に通わせるコストが近年これほど高くなっているとは思いもしませんでした。

ちなみに私も大学出ではありますが、国立で授業料も安く、おまけに学生寮でローコスト生活が可能でしたし、寮や学校のツテで「ワリのいいアルバイト」には事欠かなかったため、自慢じゃないですが「ほぼ自力で(親に頼らず)」大学卒業までこぎつけた経験があります。生活は楽じゃなかったし、同期の金持ち子弟の優雅な生活がうらやましいことも多々ありましたが、それでも自分にプラスになった経験だったと、いま思い返しても強く感じています。

で、私の子供の進学の段になってビックリ。まず授業料が2倍!マジで2倍!それ以外でも何かと割高。何でこんなに高いのよ?てか「学生向けに安くて大盛りの店」とか絶滅危惧種ですよ。そして何かと「保護者の方にお願いしています」という社会の常識の変化。学生が自分で何かをやろうとしても、とにかく「学生さん、アンタじゃダメ。親御さんに来てもらって。」ということばかり。やれ保証人がどうの、契約者は本人じゃなくて親が原則だの…。あれぇ?オレは全部自分で出来たんだけどぉ?ということが、ほぼ全滅。マジか。

いや、まあそれが「現在の社会の常識」だというなら、受け入れるしかないのですがね。うーん、こりゃ「親離れできない大学生」と「子離れできない親」が増えていくんじゃないのかなぁ…あ、それが増えてきたからこういう社会になったのかも。

…あー、ジジィのタワごとになりそうなのでここいらにしておくかな。

 

とまあそういうわけで「かのんとぱぱ」。そりゃマンガですからマンガらしいフィクションなんでしょうけど、現実もなかなかマンガ以上かも。でもホント今回はよい内容でした。ここで取り上げたいコマというか名言というかがホントにいっぱいありましたね。なんというかリアルに子育てに関わっている作者さんらしい「観察眼の成果」が感じられました。先々の展開が楽しみだ―。

ちなみにウチではp129の「ぱぱ|勉強しなくていいの?!」「むすめ|あー(だらー)」が現実に起きてます(笑)。←わらってるばあいじゃない