ヒトコマラクダの日記

日々読みふける4コマ誌から1コマ引用して日記にします。基本は「自分語り」ですのでご承知おきください。

「若いころの苦労を押し売り」する人は、たいてい「その程度の苦労?」と言いたくなる苦労しか経験していないものなんですよね。

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ラディカル・ホスピタル」by ひらのあゆ まんがタイムオリジナル 2018年10月号 p4 芳文社

 

本当に苦労した人は「オレはラッキーなことにあの苦労を乗り越えられたが、乗り越えられなかったヤツもいるはずだ」と考えて、必要のない苦労を押し付けるようなマネはしない、と私は考えるのですよ。

時代によって苦労の形は変わってきているわけで、年長者からは「楽してるなー」と見える中にも、やっぱり苦労はあるはず。そこへわざわざ「古い時代の苦労」のトッピングを掛けてやる必要なんてないんですよ。

「いっちょ揉んで(鍛えて)やるか」と無意味な負荷を掛ける年長者は、そのせいで若手が潰れても、たぶんフォローも反省もしないんでしょう。「近ごろの若いヤツはヤワだなぁ(笑)」とか言って。

 

うーむ、ちょっとネガティブなブログ記事が増えてきたなぁ。反省反省。

 

さておき、いまや芳文社4コマの重鎮、単行本も34巻という本作品。個人的には「4コマらし過ぎてちょっと…」という時期もありましたが、ここ数年はやはり面白くて良い作品だと感じています。

私自身がそこそこ年齢をとって、いくらか嗜好が変わってきているのかもしれませんね。最近になって「島耕作シリーズ」がオモシロいと思えるようになったくらいですから。そういえばこの作者さんは「お仕事モノ」がほとんどじゃないかな?自分の「苦労」もネタに混ざっているんでしょうね。