「ぽんこつヒーローアイリーン」by ぼや野 まんがタイムきらら 2018年7月号 p158 芳文社
結局、人間も組織も「終わりを受け入れる」ことが出来たときに、その存在意義が達成されるのかもしれません。そりゃあ誰だって「君の存在意義は無くなった」と言われればウレシくはないでしょうが、そこに至るまでにどう生きてきたかによって、静かに終わりを受け入れられるかどうかが決まるのではないかと…。
もちろん「続けることが力になる」のも確かでしょうから、続けるための努力は悪いことではないと思います。でも、いつかは終わりが来るのは逃れられない事実だとするなら、心穏やかにそれを迎えられる人間が、おそらく一番よい人生を送った人間だと、個人的には感じています。
さて、この作品も次回で最終回ですか。なんとなく芳文社の作品には「連載が終わる少し前から面白くなる」ものが多い気がするのですが…そう感じているのは私だけ?まぁ、作者さんの今後の作品がもっともっと売れて面白くなって、何年後かに「そういえば昔きららでぽんこつヒロインアイリーンっての描いてたよね?この人」「いやヒロインじゃなくてヒーローだって」みたいな話を知人とする未来が一瞬見えた気がします(なんだそれは:笑)。