「NEW GAME!」by 得能正太郎 まんがタイムきららCarat 2018年12月号 p212 芳文社
仲間と一緒に「勝利に貢献」したときの喜びを、自分の中でどれだけの価値として認められるかが、いわゆる「組織人」であることへの「向き不向き」だと思います。その「向き不向き」は、年齢や経験などで必ず変わっていくので、フリーランスを目指すなら、初めから「一匹狼」で行くより、ある程度「ヨソ様のメシを喰う」経験を積んだ方が、個人的には良いのではないかと…。
もっと極端なことを言えば、どんな企業でも…特に最近は「寿命」が短いわけで、その企業という「組織」が崩壊する場面で、「次の組織」を探す人と「独立」を選ぶ人が出てくるんじゃないでしょうか。フリーランス向きの人は、ムダな労力を最小限にするルートを無意識で選べるので、所属する組織が順調に進んでいるときは、体力を温存しながらその中に居て、イザというときには「ためらわずに真っ先に飛び降りられる」タイプだと思います。そういうところは、組織型人間にはドライに見えるかもしれませんね。
何にせよ、お仕事コミックとしての「NEW GAME!」は、DV4コマにしておくにはもったいないくらいのディープさがそこかしこに…得能先生もかなりの修羅場をクグッてきているようですし、いろんな経験がカタチを変えて作品に盛り込まれている気がします。そろそろアニメの3期が来てもよろしくてよ(嬢)。