「ひとりで飲めるもん!」by コナリミサト まんがタイムオリジナル 2018年8月号 p44 芳文社
ちょっとニュアンスは違いますが「武士は食わねど高楊枝」というように、実情をさらけ出さずにおくことも、ある意味「美学」と言えるかと。
要は「大人は大人らしく、いろいろを隠して抑えてさらけ出さない」というヤツです。多分昭和の人間にはある程度染みついている美学なんでしょうけど、いまの社会ではあまり評価されませんよね。
個人的には同感・共感できるこれらの「美学」ですが、正直いまの時代・社会にそぐわない点も多いと思います。できれば世の中みんなが「大人らしい大人社会」を作っていければよいのですが、いまはそうじゃない。そこで自分だけがんばってみても、かえって周囲に迷惑をかける場合だってあります。だから自ら「ガキっぽい大人」にレベルダウンしてお付き合いしていくのも仕方ないのではないでしょうか。
さておき、作者のファンとして4コマ誌での連載はありがたいものです。個人的には稀代の名作(オーバーですかね)の「珈琲いかがでしょう」などは、もっと知られてよいと思うのですが。この朝丘類次というキャラは、ちょっと青山がかぶって見えます。